2025年度の出来事

キーワードは「イノベーション」

大学が高校にやって来た!

1年次生は、「産業社会と人間」という授業の中で大学を知るための出張講座を受講しました。午前の部は、北海学園大学 経営学部 教授 春日 賢(さとし)様をお招きし、「日本の会社と社会~大手コンビニと流通革命~」というテーマで講演をしていただきました。この講演ではニッチ(すき間)、イノベーション(革新、創造的破壊)、起業家精神をテーマに、大手コンビニがどのようにして成功したのかを経営学で掘り下げました。生徒から「経営に必要な要素は何ですか」の質問に、春日先生は「自分自身をマネージメントできることが経営の根本」だと応えられました。まさに今、生徒たちが考える視点でした(今後の産社ではキャリアプランについて考えます)。

午後の部は、酪農学園大学 食と健康学類 教授 阿部 茂(つとむ)様から「最近のコンビニ弁当や総菜が美味しい秘密-水の炎(過熱水蒸気)で食材を調理加工-」という講座を開催いたしました。この講演では、100℃以上の高温水蒸気[過熱水蒸気]を用いて食品の加工処理を行うことで美味しさの保持など様々な効果が実証されていることを学びました。最近では、大手コンビニ弁当にも採用されています。今回は、2種類の方法(ボイルと過熱水蒸気)で調理加工されたブロッコリを試食しました。その差は歴然で「過熱水蒸気」で調理された方が美味しかったです(理由は、うま味成分の9割以上が残るため)。

どちらの講座も、経営的・技術的な「イノベーション」がキーワードで、自分自身と向き合う姿勢「(進路を含む)人生設計」にもつながると気づきました。講師の皆様本日は貴重な講演をありがとうございました。