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それぞれです

 やっぱり見ていただきたいな、と思い、残る3作品掲載します。

(写真を加工しています)

 「校長の小部屋」見てくれているといいのですが・・・特に、作品づくりをした生徒の保護者等の方には。できれば写真ではなく、学校にお越しいただき直接見て欲しいです。閲覧していましたら是非御連絡ください。生け花に限らず、校内の至る所に生徒の作品を飾っていますので、足を運んで見に来てください。

 写真を見るとわかると思いますが、お花の横にあるホルダーには作者である生徒の年次と氏名が記載されています(掲載する都合上モザイク加工しています)。ちょっとしたことなのですが、これがまたいいなぁ、と思っています。クラスメイトが、仲の良い友達が、知っている先輩が、同じ中学校の後輩が・・・名前を見てまた違った見方、感じ方ができるからです。

 同じ花材を与えられても、完成した作品はそれぞれです。当たり前のことですが、これが個性です。自分と似たような人がいたとしても同じ人はいない。同じ花材と書きましたが、これは間違いで同じものはありません。同じように見えても花にもそれぞれ個性があります。同じでないもの同士が組み合わされていけば、それは無限の広がりを見せるわけで、そこがおもしろいところです。それぞれだからそれがいい。

 自分を認めること、他者を認めること - このふたつはそんなに難しいことではありません。自分と違って当たり前、と思う。すごく単純です。私はずいぶん前からそうした考えで生きてきましたから、いちいち悩むことや腹を立てることがなくなりました。自分はみんなと同じでなくていいし、周りの人も自分と違っていい。ただ、それがわがままにつながってはいけません。そのことで迷惑をかけることはいけません。

 ストレス社会ではありますが、意外と自分自身でストレスを作って溜めてしまう - そうしたことが結構あるものです。考え方を変えていくと肩の力が抜けて、リラックスした生き方ができます。