北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
朝の打ち合わせが終わると、まっすぐ生徒玄関ホールに向かい、登校してくる生徒を迎えます。たくさんの「おはようございます」を交わして一日がスタートします。登校時間の終わりを告げるチャイムを聞き終えたら、4階の1年次生2クラス、3階の2年次生2クラス、最後に2階の3年次生2クラスの順で6つの教室を回り、朝学習の様子とSHRを見て校長室に戻ります。これが私の朝のルーティンです。
私の姿に気付いた2年生の男子生徒が「今日、危険物の試験があるんですよ」と、小さな声で私に教えてくれました。「大丈夫かい?」と聞くと「何も勉強していません。これからやれば間に合います」と眼鏡の奥の目をぐりぐりさせながら答えてくれました。こうしたやりとりができるのはとても嬉しいです。5回の担任を経験しましたが、そのときに生徒たちと交わした会話の一つひとつを思い出させてくれる瞬間でもあります。
時間があるときはできるだけ校内を歩き、授業中の生徒の様子を見ています。教室の入り口扉が開放されたままになっているので、後ろ側からこっそり教室に入り、タブレット端末の画面やノートを見させてもらっています。4月当初からこのようなことをしているので、私が教室に入ることに生徒は抵抗感はないように思われます。ただ、入ってきた私を見つけた生徒が「こんにちは」と挨拶をしてくれるので、教科担任の先生には申し訳ないな、と思ったりもしているところです。
「何、これどうするの?」「どうやって読むの?」「えっ、これであってるの?」私が入ったときに聞こえた生徒たちの声です。代わる代わる顕微鏡を覗き、理解している生徒が?の生徒に教えている姿もあり微笑ましかったです。何かおもしろいものでも見えるのかな、と思って私もレンズを覗かせてもらいましたが、目盛しか見えません。「何が見えるの」と聞きましたら、「1mmの100等分を見ています」と教えてくれました。なるほど、目盛の読み方を確認する授業でした。私の見た1目盛は10μm(マイクロメートル)となるわけです。目盛の読み方が理解できたその先に、微細な試料を観察する展開になるのでしょうか。
自由選択科目「生物」の授業(写真を加工しています)
本日午後から出張となります。更新は来週となります。
今後ともよろしくお願いいたします。
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