10月1日(木)後期スタートの今日は朝から雨降りです。生徒は衣替えをしました。長い期間認めていたジャージ登校から制服登校切り替わりました。生徒の制服姿を見るのはずいぶん久しぶりのことになります。

始業式で私が話した内容の全文です。
2学期制をとっている本校は、昨日9月30日までが前期、今日10月1日から後期となります。その節目となる全校集会となります。
前期の皆さんの活躍を紹介しますが、本校のホームページにアクセスするとスマートフォンの画面に見えてくるものがあります。芸術部の書道で全道大会への出展が2名、新人陸上競技大会男子800mに1名が出場、軽音楽新人大会に出場となりました。
また、そこには記載されていなくとも、本校で開催されたボランティア研究大会、英語弁論大会に参加してくれた生徒もいました。
学校祭の盛り上がりや、校内運動会での活躍、地域の行事に多くの生徒が参加するなど、ここにいる皆さん、一人ひとりが活躍した時間であったように思います。
残念だったけれど、嬉しいお話もありました。きっと誰かが、トイレの窓から落としたゴミ。どうしてそのようなことをするのか理解できませんが、そのゴミを拾ってゴミ箱に捨ててくれた1年次生がいた、と先生方の打合せの時間に報告がありました。
昨年もこの場を借りて、生徒の皆さんに話をしたことがありますが、ものを買って、食べて飲んで、終わりではありません。最後に残るゴミの始末を確実に行って終わりです。ものを買った瞬間に、ゴミをしっかり片付ける責任が発声します。今一度、考えてください。思いついたまま、そこら中にゴミを捨ててしまう、そんな情けない人間にならないでください。
さて、先日の生徒会役員選挙において5名が新任されました。3つの役職に欠員が出ていたところですが、1年次生が立候補してくれて本日を迎えることができました。このことについて、皆さん、どのように考えたでしょうか。
私自身の話をします。23歳でこの仕事に就きました。定年まで生徒と向き合う教諭として生きていこうと覚悟を決めて働いてきました。でも、このように立場が変わってしまいました。ちょうど40歳の時に、当時の校長先生から「教頭として教育に関わらないか」とお話を受け、私は即答で断りました。どうしてか、それは、最後まで生徒と一緒にという、教職をスタートさせたときの覚悟があったからです。
翌年も、その翌年も、6月になると「教頭を頼む」とお願いされ、即答で断る、そうしたことが続きましたが、43歳のときに一度受験しました。そこまでお願いされたら「受験するしかないな」と思ったのです。ただ、そのときは、教諭としての覚悟はあったけれど、教頭になる覚悟はできていませんでした。
だから、当然結果は不合格です。次の年の44歳から48歳までの5年間は、家庭の事情で受験せず、もうこの先受験しないぞ、と腹を決めていましたが、校長先生に「日下、お前な、ずっと受験を勧められて、この5年は事情があって受験しなかっただろう。家庭の目処が一応立ったのだから、私のお願いを単純に断るのではなく、勧められる意味をしっかり考えて、答えを出してくれ」と言われました。考えて、悩んで、私は受験しました。そして、今があります。
ほとんど、多くの人は、自分の置かれる立場が大変になることを望みません。それは、当たり前のことだと思います。ただ、私が、教諭から教頭、教頭から校長と階段を上がる中で、自分に言い聞かせてきたことは、「何事も大変と思わないこと」、「どうせやるなら楽しくやること」です。それだけで、どんな複雑なことが降りかかってきても、大変だとは思わないで仕事ができています。楽しく仕事ができています。要は、考え方ひとつで、仕事に対するスタンスや生き方が変わるということです。
くだらない私の話をしました。
誰かが代表にならなければ組織や集団は回っていきません。皆さんとお喋りをすると、「行事を楽しくしたい」「新しい行事があったらいい」と全員が言います。生徒の代表となって、楽しい行事を作ればいいじゃないですか。新しい行事を生み出してみんなで楽しめばいいじゃないですか。そのために力を注いでみましょうよ。
代表としての時間は永遠に続くわけではなく、1年、2年という本当に短い時間です。重く受け止める必要はありません。部活動に入部しないかわりに生徒会活動にエネルギーをかけてみる。アルバイトがあっても、調整しながら取り組んでみるのもいいでしょう。
少しだけ発想を変えてみましょう。大変と決めつけている自分がいませんか。それは、大変と思わなければいいし、楽しもうと思えばいい。その立場になったから見ることができた景色を大いに楽しんで欲しい。その景色は誰もが見られるものではない、特別な景色なわけですから。
広がった景色に自分の色をどんどん落とし込んでいくことは楽しいですよ。先生や先輩に「立候補して」とお願いされたのであれば、それはそれだけの意味があると考えて欲しい。一人に責任が押しつけられるわけではなく、ここにいる自分を含めた生徒の一代表として、みんなに応援されながら生徒会の仕事をしていくだけです。生徒会は、生徒のための会です。みんなで8名を応援しましょう。盛り上げていきましょう。
始まりがあれば、必ず終わりがあります。終わったときに、「挑戦して本当に良かったな」と必ず実感できる日がきます。一度しかない高校時代に、「やりません」ではなく、「やります」と言える自分であって欲しい。何事にも挑戦する挑戦者であって欲しい。
長い話になりました。
以上でおわります。ありがとうございました。