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秋桜

 暑い日はあるにはあるけれど、それでも昨夏よりは過ごしやすい夏。朝8時、網戸を抜けてくる風はYシャツの長袖をめくった肌に冷やっと秋を感じさせる。

 子どもの頃に感じたお盆の風がよみがえってくる。それはずいぶんと懐かしい、もう長く感じることができなかった懐かしい風。あんなにぎんぎらだった夏も、お盆になるとまるで定規で線を引いたように季節は秋に入れ替わり、夏休みが終わる寂しさと、むしろそれよりも夏が行ってしまったことの虚しさで心が空洞になるのである。そのときの心の有り様は不思議だが今でも想い出すことができる。

 いつからそうなったのかわからないけれど、北海道の夏はとにかく暑いものになってしまった。だらだらと8月末まで、ひどいときは9月いっぱい気温が高めに推移し、秋風を感じる頃には身体も疲労しきってため息しか出ない。そのような時間を過ごしてきた記憶がある。秋が極端に短くなり加速度的に初冬に突入していく。

 まだ秋のことは考えたくないと思いつつも、ランニングコースの道端に早くも秋桜(コスモス)が咲いている。朝の日の出もやや遅くなり日の入りも少しずつ早まっている。時計の秒針が一秒一秒先へ進むのと同時に季節も確実に秋に歩を進めているのだ。

 さて、明日から学校閉庁日を含め16日(日)までのお盆休みに入ります。当ブログもしばし休憩時間をいただきます。