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御縁は大切に

 御縁は大切にしなければなりません。たった一度、わずか数分しか会話のやりとりをしていないけれど、その出逢いが次なる展開へ。私は形式的な挨拶で別れるのではなく、ほんの少しの世間話を心掛けています。そうすることで自分の中にお相手の印象が残るからです。目の前を風のように去って行く人がほとんどなのに、どこか心に留まる人がいる・・・ここに御縁があるのかもしれません。

 縁は必然ではなく偶然です。出逢いがなければ縁は生まれません。私はその偶然に助けられる人生を送ってきました(現在進行形です)。崖っぷちに立ったとき、考えてもなかなかそこに辿り着かないようなときに、ふと手を差し伸べてくれる方がいる。授かった御縁により解決できたことがいくつもあります。見えない糸と言いますが、私は経験的にその糸は存在すると思っています。

 実はそのことをまたひとつ思わせてくれる出来事がありました。6月中旬に一般社団法人美唄青年会議所が主催した「つながる協働交流会」が開催されました。そこで私は八木原先生を紹介していただき、名刺交換と挨拶、そして短い世間話を交わしました。八木原先生は、ソープ(石鹸)にカービング(彫刻)をされる方であり、市内を中心に教室を開いて活動されています。

 令和9年度の入学生から地域をフィールドにした学びをより充実させるため、『美唄学』を2年次、3年次の教育課程に新設します。地域で活躍されている方と本校の教育活動を今まで以上に強固なものにしていくことが私の仕事であり、毎日そのことを考えています。

 実現するためには、まず出逢いが必要です。そうした中で、八木原先生と出逢うことができました(御縁がありました)。八木原先生の御厚意もあり、生徒向けにソープカービング授業を実施していただけることになりました。本日の授業に向けて調整してくれた家庭科の先生2名にも感謝です。ありがとうございます。

 長く住んでいるのに意外とまちのことを知らない。美唄市でこのような活動をされている方がいるんだなぁ - それを生徒が知ることに大きな意味があります。型にはまった生き方ではなく、様々な生き方があるというこを私たち大人、学校は子どもたちに見せていかなければなりません。

 自分の好きとするもの、自分が得意とするものを地域に還元する - それは決して夢物語ではなく実現可能であることを体験的に知って欲しい、と私は考えています。それが地域の課題を解決する手掛かりになり、あとは生徒個々のアイデアや独創性で自らのスタイルにしていけばいい。

 好き、得意と仕事は別物(昭和世代の私はまだこの考えが抜け切らないところもありますが)ではない、ということをこれからを生きていく若者には肌で感じ取ってもらいたい。もう時代は昭和ではなく、平成もひと昔前、令和真っ只中です。速いスピードで世の中は変わり、可能性も無尽蔵に広がっています。本校は、教育活動の中でそうした世界の一端をお見せできる学校だと思っています。

 八木原先生、ありがとうございました。

※体験を希望される方は、八木原先生に直接お問い合わせください。