先日の始業式の中で私が生徒に話をした内容については、当ブログ(10月1日)に全文を掲載したところです。その中で私が管理職に挑戦することになった経緯も簡単にまとめて話をしたところです。
教員になりたいなと思ったのは、私を拾い上げてくれた中学校の担任佐藤先生に憧れたからです。一人の大人(教師)が一人の子ども(生徒)、つまり私を変えた - そうするための道のりをまざまざと見せつけてくれた佐藤先生に魅了されたのです。自分もいつか・・・単純にそう思いました。
23歳でその想いは実現しました。決まっていた大学院への進学をあきらめ、電力会社への就職をあきらめての教職の道でした。3つあった選択肢。教職ではない別なくじを引いたら私の人生はどうなっていただろうか・・・そう思うことはありますが、当時、教職を選択した私は「定年まで生徒と。60歳で退職するときに卒業担任で」こう覚悟を決めました。この覚悟を捨てて管理職になってしまう自分に、それはそれでずいぶん悩みました。
立場が変わって7年半の時間が経過し、全力投球で生徒と接していた自分を想い出すと、今でも戻りたいなという気持ちは正直なところあります。ただ、しかし、です。「管理職として生徒との関係性を新たに生み出していけばいいんだ」このことに気付けたのは、やはりこの立場になったからであり、出した答えで実践できている今の自分に満足しています。生徒との距離を近くするか遠くするかは自分次第ということです。
管理職としてこのように生徒と接しなさい、という決まりはありません。自分なりの接し方をすればいい、というのが私の答えです。自らの『スタンス』がその答えを導いてくれるはずです。深い浅い長い短いはあっても、オリジナルの接し方をすればいい。これから管理職に挑戦してみないかと声をかけられる先生や、管理職に挑戦してみようかなと考えている先生、どうぞ御安心ください。オリジナルは批判されません。楽しさを実感しながら自分だけの景色をつくることができますよ。
さて、本校の教頭先生が体育の授業でサポートスタッフとして生徒と一緒に活動しているところを昨日初めて見ました。目立たず控えめに陰ながら生徒に声をかけている・・・こうした姿もまたオリジナルなんだろうと思います。答えはない、のです。こうしたらいいだろうな、ということをただただ実践するだけなのです。日本中どこを探しても時間を持て余している教頭先生はいません。じゃ、それは何か。それは教育に対する『スタンス』です。このような姿を見ることができた本校の先生や生徒は幸せだと思います。

いいなぁ、と思いました。すごいなぁ、とも思いました。同じ管理職として見習うべきことがあるな、と思いました。
一步踏み出し挑戦する先生が一人でも多く出てくることを願う日々です。
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