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2026年2月の記事一覧

お菓子をいただきました

 20日、2名の生徒が校長室にやってきました。授業で作ったお菓子をわざわざ届けてくれました。ありがとう。持って行ったらと言われたのか、持って行こうとなったのかはわかりませんが、私はこうして校長室に来てくれるのが何よりも嬉しいです。

 前にも書きましたが、次男が「そもそも校長先生の顔も名前も知らないわ」と私に言ったことがあります。普通はそうなんだろうと思います。8間口生徒数960人の高校であれば、一度も話をしたことのない先生がいても不思議ではありません。ましてや校長、教頭と会話をすることなどなくて当たり前です。私も高校時代の校長先生の顔と名前が一致しません。そんなものだと思います。

 本校はこぢんまりした学校ですから、生徒との距離がとても近く、突然話しかけても生徒は驚くこともなく返答してくれます。コミュニケーションが円滑であることが一番いいところだと私は思っています。

 教諭時代の自分が抜けきらなくて、自分から生徒に話しかけることが多いな、と反省しています。ただ、闇雲に声をかけるのではなく、生徒一人ひとりの表情等を見て私の中できちんと整理しています。この仕事に就いてからは、特に意識している(染みついているのですが)ことです。

 顔色を見る - 私は物心ついた頃から父親の表情(顔色)を意識した生活をしてきましたから、おそらく誰よりもそこのアンテナは高いと思っています。それがいいことなのかどうかは別の話になりますが。

 美唄尚栄高校での私の1年がまもなく終わりを迎えます。日々の出来事や思ったこと感じたことを一枚の写真を付けて校長の小部屋に綴ってきました。読み返すことはしていませんが、パソコンに保存したファイルを数えたら、4月から本日まで177回アップしてきたようです。中身のない話でも、塵も積もれば山となります。

 いつもお読みになっていただきありがとうございます。

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卒業式に向けて

 3月1日の卒業式まであとわずか。その式に向けて1,2年次生がピアノ伴奏で校歌を歌っています。あらかじめCDに録音した音源を流し、校歌をみんなで歌う - そのような校歌斉唱もある中で、味わいがあっていいものだな、と思いながら聴かせてもらっています。

 本校は科目「音楽」を設置していないため、校歌を歌うのは全校集会と儀式の時だけです。メロディラインはわかっていても、歌詞を覚えるまでには至っていないというのが現状です。歌詞とメロディは当サイト学校紹介のコンテンツで紹介していますので、是非アクセスしてください。心に染み入るきれいで流れるような詞が綴られており私は大好きです。

 教頭としてお仕えした校長先生に今後の我が身の在り方を御相談させていただいたときの話になります。「先生がこの先校長に採用されて、そうなれば卒業式で卒業証書を渡すことになるけれど、生徒が階段を一步一步上がってきて自分の前に立ち、ぐっと顔を上げたその瞬間に見せる生徒の表情を是非見てもらいたいんだよ。その表情を見ることができるのは校長だけだから。私はそのときに自分が校長になって良かったなと思えるんだよ。先生にはそれを是非その景色を見て欲しいと思っている」

 自分の器、自分の性格、自分がこの先目指すもの、残された教員生活の締めくくり方、教頭職と校長職、絶対に譲れなかった自分の中での決め事・・・教頭として5年目を迎え、私はこれからの生き方について深く深く考えるようになっていました。私の気持ちを受け止めてくれた校長先生からは本当に多くのアドバイスをいただきました。気持ちの整理をつけるまでにはかなりの時間を要しましたが、振り返るともうそこには感謝の言葉しかありません。

 校長先生が仰った「是非見て欲しい景色」その日が近づいています。そのとき私は生徒一人ひとりの表情から何を受け取り何を思うのだろうか・・・緊張もしますが楽しみでもあります。

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この時期は

 雪解けが一気に進みました。主要な道路は乾いた舗装が見えています。陽射しも春を感じさせるものに変わってきました。真っ白だった校地内も雪がわずかに残っている、そのような感じになってきました。

 私には十分すぎるほど多かったのですが、職場内で雪の話をすると今シーズンの美唄の積雪はずいぶんと少なかったようです。毎朝毎夕10センチ以上の積雪があり、雪かきするのが苦痛でした。例年はこんなものではない・・・豪雪地帯恐るべしです。ただ、ありがたいことにここ10日間ほど雪かきをしていません。この調子で春に向かってくれるといいのですが。

 昨日の午前中、札幌で打合せがあり、午後の遅い時間に美唄に戻りました。札幌市内も路肩にこんもりと積み上げられた雪が嵩を落とし、歩道を歩く人の姿を運転席から確認できるようになりました。

 お昼過ぎ、制服を着た女子高校生数名が嬉しそうに手を取り合い横断歩道を渡って、そのままファストフード店に入っていきました。この時間にどうしたんだろ、とは思いましたが、おそらく先生方の会議等により午前授業になったのでしょう。異なる制服を着た高校生の姿もありましたので、どこの学校もこの時期ならではの状況になっていると思われます。先生方は忙しいけれど、生徒の立場からするといつもより早く帰宅できる、何だかそれだけで嬉しいですよね。わかるような気がします。

 本校も年度末を迎え会議が立て込んでいますし、入学者選抜試験等の準備で慌ただしくなっています。生徒の皆さんには、短縮授業等で落ち着かない状況になり迷惑をかけますが、校内外の生活に十分気をつけてお過ごしください。

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中間登校日に

3年間使い続けてきた下駄箱

同じ場所に出し入れしてきた上靴と外靴

もう二度とは戻らない高校生の自分

さよならの日が近づいている

出会いと別れ

笑顔と涙

ある日は手をつなぎ

今日突然仲がこじれ

雨に打たれて帰った日

吹雪の中で髪を濡らした日

すべてを共にしたリュックも

今はすっかり色褪せて

右手になじんだお弁当も

今日でおしまい

口げんかで家を飛び出した日も

あの人に会える朝を楽しみに歩いた日も

一步一步

一日一日

下駄箱だけは待っていた

そこに変わらず立っていた

ありがとう

今までどうもありがとう

 

 本日、3年次生は中間登校日。今まで使ってきた下駄箱の清掃を行いました。きれいになったことが、余計にお別れという現実を実感させるものになり、私はなんだか感傷的になっています。

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お昼御飯を一緒にいただきながら

 今朝、夕張高校の熊谷校長先生が更新したnoteを拝見し、素晴らしい取組をなされているなと関心しました。実は不定期ではありますが、私も若手教職員とざっくばらんな話をするため、昼食を一緒にする時間を設けてきました。面と向かって一対一で話をするよりも昼食を摂りながらの方が会話も弾むだろうと考えました。私から堅い話をするのではなく、できるだけ言葉を引き出すことに心掛けてきました。成果はあったな、と個人的に思っています。

 それであれば生徒とも。そう思って昨年秋に声をかけると早速お弁当を持ってやってきてくれました(写真は家庭学習に入る直前のもので、ホームページに掲載することを約束していました)。以後何度も開催していますが私はもっぱら聞き役です。でも、一番聞きたいことは「美唄尚栄高校を選択した理由」「美唄尚栄高校の魅力」「美唄尚栄高校の良さ」「美唄尚栄高校の改善点」「美唄尚栄高校で学んできたことに対する満足度」「美唄尚栄高校の今後」何となく話題を振って生徒の会話を聞いている、この時間は大変有意義です。生徒の思いを直接聞ける、これからの学校づくりについて考えさせられる意見がたくさん出てきます。かなり確度の高いヒントとして受け止め、そこに私のアイデアと合致する部分があるか否かをその都度整理させてもらっています。

 担任業務を担っていたとき、たまにお弁当を持って教室に行きました。机を向かい合わせて生徒の会話を聞いている時間が大好きでした。朝はSHRが始まる相当前から教室に行き、入ってくる生徒の表情を見ながら他愛もない会話をして、放課後の清掃では話しかけてくる生徒の声を聞いていました。そこで出てくる話のほとんどは、別れた寄りが戻ったなどの彼らにとっては一大事の恋愛模様が主でしたが、一人ひとりが16歳17歳18歳の今を精一杯生きているんだな、と感じさせるものばかりでした。授業では見られない意外な一面、これをキャッチできる有効な時間であり、結局高校時代の自分と同じだな、ということに気付かせてくれる嬉しい時間でもありました。

 ぽろっ、と本音が聞ける・・・その瞬間を私はとても大切にしています。そこには『信頼』が必要です。信頼される生き方は私の永遠のテーマで、信頼される生き方を目指しその努力を惜しむことはありません(なかなか辿り着きませんが)。誰も信頼しなかった十代にたった一人信頼できる佐藤先生がいてくれたことが今の私につながっている、それがあるからです。現在の言葉で言うならば「ウザい」それくらいいつも私のそばで声をかけてくれ行動してくれました。そうした中でぽろっ、と本音が言えた唯一の先生でした。この人がいてくれて良かったな、そのことに気付いたその気持ちを私は今でも忘れることはありません。

 声を聞く - 大切なことであるのはみんなわかっています。その場面づくりをどうするかが大きなポイントです。私の実践がヒントになるかどうかはわかりませんが、いずれにしても、待っていても訪れない(先日も書きましたが)、これは明らかです。出しゃばらない程度にアプローチしながら、意見が聞ける有意義な時間を今後も作っていこうと思っています。

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