
本日、就職試験が解禁されます。本校の生徒も「いざ出陣」です。
本校の場合は、大きく進学か就職を選択することになります。その割合は半々です。1年次生の『産業社会と人間』、2、3年次生の『総合的な探究の時間』を主軸に、ゆっくり時間をかけながら自らの将来を考察するキャリア教育を行っています。その上で進学を目指す生徒はオープンキャンパスに、就職を目指す生徒は応募前職場見学等に参加することで、所謂ミスマッチが起きないようにしています。
高校3年生18歳でひとつの節目を迎え、多くはその先の人生について考えなければなりません。これは本校に限ったことではなく、どこの高校に所属していても同じように巡ってきます。自分の人生に答えがないから考えなければならないのだと思います。当然、不安や迷いは生じますが、自分の人生は自分で舵取りするもの。だから、おもしろい、のです。誰かが敷いたレールに乗る人生ほどつまらないものはない - 私はそう考えます。
ほぼすべての生徒がこう言います。「自分は何をしたいのかがわかっていなかったから、尚栄の幅広い学びの中で自分探しをしたいと考えて進学した」中学校の卒業段階でその先に訪れる自らの将来像をそう簡単には描けるはずはない。私も描けなかった。あなただけが描けないのではなくみんな描けないのです。だから、ひとつのことだけではなく、広い世界を見るべきだと考えます。その広い、おもしろい世界を本校の学びの中で経験することにより、イメージを膨らませることができます。
近い将来、特化的な思考よりも、広範にわたる視野や経験を持つ人が新たな価値を生み出していく、そんな時代がやってきます。いや、もうすでに到来しています。学歴や学力のこだわりは身を潜め、発想とアイデアで物事を動かしていく、そのような世界が広がり、誰にでもチャンスが訪れる社会になります。総合学科の高校がまさにその流れに沿うスタイルの学校と考えます。そうなっていかなければなりません。
本校で過ごした時間で、生徒たちは今の自分にはこれがベスト、と判断できるレールを自分で敷いています。自分で決めた選択に自信と誇りを持って進んでいます。確実に成長を遂げています。立派です。
追伸 写真は先日の校内運動会のものです。3年次生全員のエネルギーに私は勇気づけられました。私は歳をとっていきますが、いつまでも気持ちが若くいられるのは三十数年16歳17歳18歳のエネルギーをいただいているからなのかもしれません。これが教員の魅力なんだろう、と思います。