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夜の銀杏

 仕事帰りの道中は雪が降っており、今晩のランニングはどうしようか、休もう、でも、あと25キロで月間300オーバーだから今日の5キロランをするかしないかは大きいしなぁ・・・職場の玄関から借家までのわずか5分間で、どうでもいいような葛藤です。結局、冬用のランニングシューズを札幌の自宅に持ち帰っていなかったら走ることに決めて家に帰りました。下駄箱を開くと持ち帰らずに置いていたシューズが入っていて、夕食後に外に出ました。

 美唄の夜は静かですれ違う人もほぼいません。自分だけに与えられたまちみたいな感覚になります。この贅沢感が気に入っています。贅沢ですよね、まちが自分だけのステージになるわけですから。札幌に帰ると駅から近いこともあって自宅周辺は深夜遅くまで人が行き交います。落ち着かないわけではありませんが、声が聞こえたりエンジンの音が聞こえたりとあまりいい気持ちはしません。

 同じようなコースを1年半ランニングしてきたからこそ、季節の移ろいをまざまざと感じます。春に見せる景色、夏に向けた彩り、秋の寂しさ、冬への衣替え。その時々に見せてくれる風景を楽しんできました。

 自動車の運転席からではなく、自分の足で歩き回ることで、私はまちの良さや素晴らしいまちの風景を心に刻み込んできました。人は「そんなのどこにでもあるただの風景だろうさ」と言うでしょう。それはそのとおりでありそう思われる人が決して悪いわけでもありません。受け止め方ですから。

 市役所の駐車場に差しかかったときに、この銀杏と出逢いました。市長様や教育長様を始めとする多くの市職員への挨拶や打合せでここを訪れていたけれど、この樹をじっくり見たことはありませんでした。何のことはない銀杏ではありますが、私はこの日この時間のこの銀杏をこの先も忘れないだろうと思います。私にはそのような美唄の風景がいくつも心に焼き付けています。当ブログに掲載してきた写真もその一部です。

 さて、道路事情が悪くなりますので、交通機関の乱れや自転車から徒歩への切替など、通学の状況も変化するときです。御家庭におかれましては、お子様の就寝時間や起床時間、健康管理等にお気遣いいただけますと幸いです。お身体御自愛ください。