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2026年9月の記事一覧

一步を踏む出す勇気

 生徒会役員選挙を行い、会長、副会長、書記、会計の5名が信任されました。しかし、残る3つの委員長への立候補がなくてどうしたものか、と困っていました。選挙が行われてから2週間、きっと信任された5名は気が気ではなかったと思います。

 その間、生徒会を担当する先生、担任、年次の先生方、そして生徒会の役員が様々な声掛けをしてくれて、今日を迎えることができました。1年次生の3名が立候補してくれたのです。時間がとれなくて、朝一番放送による演説会になってしまいましたが、意気込みを感じる立派な演説でした。

 一步を踏み出す - その勇気が立派です。そんな簡単なことではありません。よく決断しました。ありがとう。

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手紙

 子どもたちが騒ぎ走り回るかつての賑やかさは遠い昔の出来事になってしまいました。平日は妻が一人で、週末だけ私が帰る家になり、二人で読書をしていると、居間の壁時計の刻む音がカチッ、カチッと聞こえてきます。静かな静かな家になりました。

 居間でサッカーボールのリフティングやスポンジボールで野球をしていたのは、ついこの前のことのような気がしますが、現在の自分の年齢や子どもの年齢から遡って考えないと、何年前のことだったかも定かでなくなるくらい時間が流れてしまいました。

  子どもたちの部屋を大きくしたので私の部屋はずいぶんと狭くなりましたが、いつか子どもたちが家を出て行ったら、広い部屋にオーディオ機器のすべてを移動し思う存分レコードを聴いてやりましょう、と考えていました。それが私の密かな楽しみでもありました。

 7年も8年も前に大学生活を送るため、子どもたちが順番に家を出て行き、いよいよそのときを迎えたのに、結局は移動させずに今日に至っています。面倒になったわけではなく、長く使ってきたこの部屋にいることが自分に合っているような気がしているからです。この空間でモノをつくったり、レコードを聴いて、本を読み、あれやこれや一人で思案したり・・・私にとっては15年の想い出が詰まった大切な部屋です。いざ、移動するとなると未練が残るわけです。

 先日来、断捨離をしようと思い立って、ゴタゴタだった自室を整理しました。そのときに、本命としていた高校に合格とならなかった長男からもらった手紙が出てきました。以前にも書きましたが、私は全くダメな父親で、泣きじゃくる長男にあたたかな言葉を直接かけることができず、手紙を書いて渡しました。その返事となる長男の手紙です。

 中学を卒業するまで携帯電話を買い与えていなかったこともあり、手紙という形で私と長男は気持ちを伝え合ったわけです。持たせていたら、携帯電話を介した文字のやりとりになっていたかもしれません。どちらが良かったのかはわかりませんが、結局、長男の高校受験の失敗が、その後の長男の人生を揺るがす事態になったかというと、決してそのようなことはなく、その瞬間だけは一大事であっても、長い目で見るとそれはただの通過点に過ぎない出来事でした。「人生の通過点でゴールではないんだよ」とあの手紙に書いたことを想い出しました。

 断捨離ではありますが、長男の手紙はさすがに捨てられませんでした。

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無事に終了しました

 9月26日(土)午後に開催した1日体験入学を無事に終えることができました。休日であるにも関わらず参加してくださいました生徒並びに保護者等の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。また、関係中学校におかれましては、御多忙のところポスターの掲示や生徒への文書配布、案内等をしていただきありがとうございました。

 当日お手伝いや準備してくれた生徒の皆さん、部活動見学で対応してくれた皆さん、部活動や系列紹介の動画編集をしてくれた皆さん、ありがとう。あなたたちの姿が一番の情報発信です。生徒の代表として立派な姿を見せてくれました。また、プレゼン資料の制作を含め、過去のデータの使い回しではなく、すべて新しい形に作り替えてくれたことが何より嬉しかったです。お客様を迎え入れるときの気遣いを垣間見ることができ、皆さんの成長を感じました。

 本校の教職員にもお礼を述べさせていただきます。今年度、年1回の体験入学を改め、計4回実施していただきました。私が言葉でお願いすることは簡単ですが、今まで取り組んだことのない新たな企画を総務部を中心にスケジュール調整や案内文書の作成、体験プログラムの準備など、裏事情は大変だったと推察します。御苦労をかけました。本当にありがとうございました。

 ひとつのイベントが終わり、私たち教職員は、生徒に求めるのと同じように振り返りが必要です。実施してみて浮き彫りになった課題や反省、成果を丁寧に検証し、負の財産を次年度に持ち越さないようにしましょう。生徒も教職員もみんなが一生懸命に取り組んだわけですから、磨けばもっともっといいものになっていくはずです。

 さて、5回目は12月に実施予定の『尚栄高校フェア冬』となります。その間、体験入学を計画していないことから、今後は個別に対応させていただきます。都合がつかず参加できなかった方、本校を進学の選択肢として考えている方、とりあえず本校を知りたい方等につきましては、遠慮なく本校にお問い合わせください。御連絡をお待ちしています。

 今後とも、美唄尚栄高校をよろしくお願いいたします。

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長く動作させていなかったマシンで

 メカトロ・エンジニア系列の生徒が使用する工業系の実習室には、まちの工場で目にするような大型のマシン(工作機械)があり、鉄材等の加工に応じたマシンを利用して実習を行っています。

 いつからなのかは定かではありませんが、長く稼働していなかったマシンを電子機械を専門とする先生が苦労を重ねて動作させるまでに漕ぎ着けました。マシンを動作させるためにはプログラミングをつくり、そのプログラムをマシンのコンピュータに転送しなければならないのですが、転送するための機器を探すところからのスタートでした。

 古いマシンであることから、プログラムを格納するメモリの容量がわずかで、せっかくのプログラムも一気に転送することが困難で、ブロックごとに分けて転送しなければならないなど、相当な手間がかかる中で、放課後に粘り強く作業を積み重ねてくれました。その姿を私は何度か見てきました。同じ工業を専門とする者として、どれだけ大変だったかを私は理解できます。お疲れ様でした。

 「まずは校長と教頭の分として作ってみました。校章と学校名を切削したプレートが何とか完成しました。メモリが小さいのでプログラムを小分けにするのと、切削ドリルの刃をその都度交換しなければならないので、ものすごく手間がかかって大変でした」動いていなかったモノを動かしたこと、新しいモノがあれば苦労しなくて済むのに、何が何でも動かし今後の実習で生徒に使わせるんだという熱意を感じさせるプレートです。校長室に足を運んでくれた先生の顔は、まさに職人、そのものでした。

 AI時代です。合理的で効率的であることに着目される世の中です。ただ、AIで対応できないことがあります。人の手でなければ対応できないことは、この先も変わらずあり続けます。そのことを改めて考えさせられる出来事でした。

 動かないのならそのままにしておけばいい。壊れているのなら仕方ない。手間がかかるから使わなければいい。故障しているからできない。そうしたことが当たり前になっていくと、将来的にサービスが行き届かなくなりどんどん衰退していきます。その行き着く先は、私たちの生活への支障、です。

 何とか直す、必ず動かしてみせる - 熱意を持つことが大切なんだろう、と思う日々です。

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御縁は大切に

 御縁は大切にしなければなりません。たった一度、わずか数分しか会話のやりとりをしていないけれど、その出逢いが次なる展開へ。私は形式的な挨拶で別れるのではなく、ほんの少しの世間話を心掛けています。そうすることで自分の中にお相手の印象が残るからです。目の前を風のように去って行く人がほとんどなのに、どこか心に留まる人がいる・・・ここに御縁があるのかもしれません。

 縁は必然ではなく偶然です。出逢いがなければ縁は生まれません。私はその偶然に助けられる人生を送ってきました(現在進行形です)。崖っぷちに立ったとき、考えてもなかなかそこに辿り着かないようなときに、ふと手を差し伸べてくれる方がいる。授かった御縁により解決できたことがいくつもあります。見えない糸と言いますが、私は経験的にその糸は存在すると思っています。

 実はそのことをまたひとつ思わせてくれる出来事がありました。6月中旬に一般社団法人美唄青年会議所が主催した「つながる協働交流会」が開催されました。そこで私は八木原先生を紹介していただき、名刺交換と挨拶、そして短い世間話を交わしました。八木原先生は、ソープ(石鹸)にカービング(彫刻)をされる方であり、市内を中心に教室を開いて活動されています。

 令和9年度の入学生から地域をフィールドにした学びをより充実させるため、『美唄学』を2年次、3年次の教育課程に新設します。地域で活躍されている方と本校の教育活動を今まで以上に強固なものにしていくことが私の仕事であり、毎日そのことを考えています。

 実現するためには、まず出逢いが必要です。そうした中で、八木原先生と出逢うことができました(御縁がありました)。八木原先生の御厚意もあり、生徒向けにソープカービング授業を実施していただけることになりました。本日の授業に向けて調整してくれた家庭科の先生2名にも感謝です。ありがとうございます。

 長く住んでいるのに意外とまちのことを知らない。美唄市でこのような活動をされている方がいるんだなぁ - それを生徒が知ることに大きな意味があります。型にはまった生き方ではなく、様々な生き方があるというこを私たち大人、学校は子どもたちに見せていかなければなりません。

 自分の好きとするもの、自分が得意とするものを地域に還元する - それは決して夢物語ではなく実現可能であることを体験的に知って欲しい、と私は考えています。それが地域の課題を解決する手掛かりになり、あとは生徒個々のアイデアや独創性で自らのスタイルにしていけばいい。

 好き、得意と仕事は別物(昭和世代の私はまだこの考えが抜け切らないところもありますが)ではない、ということをこれからを生きていく若者には肌で感じ取ってもらいたい。もう時代は昭和ではなく、平成もひと昔前、令和真っ只中です。速いスピードで世の中は変わり、可能性も無尽蔵に広がっています。本校は、教育活動の中でそうした世界の一端をお見せできる学校だと思っています。

 八木原先生、ありがとうございました。

※体験を希望される方は、八木原先生に直接お問い合わせください。

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