2025年度の出来事

今日の尚栄2025

視覚の実験と交通安全

2年次生の選択「生物」では、「盲斑」「瞳孔反射」「補色残像」「ブルフリッヒの振り子効果」「透視」の5つの実験を行いました。「見る」という行為がどのような行程を経ているのかを身をもって体験することで、より理解が深まりました。なぜ交通事故が夕刻に多発するのか「ブルフリッヒの振り子効果」でも説明できることがわかりました。

スコーンでアフタヌーンティー

デザイン系列3年次生『フードデザイン』では、異文化理解の観点から「スコーン」を作りました。チョコチップ、チョコチップ&クルミの2パターンです。形も素朴な丸形やカフェのような三角形に仕上げました。午後の実習だったので、英国のアフタヌーンティーの雰囲気になりました。

美唄市防災訓練に参加しました

3年次生「総合的な探究の時間」防災チームは、美唄市防災訓練に参加しました。コロナ禍もあったため7年ぶりの市役所、消防、警察、自衛隊をはじめ関係機関と地域住民による地震(M7.8[震度7])を想定した総合防災訓練となりました。

救命救急訓練では、消防士の方から生徒たちに『現場では、躊躇なく勇気を持って、一歩前に出て生命を救うよう心掛けてください』とのアドバイスをいただきました。

災害時における円滑な避難行動や火災・倒壊家屋からの救出や救命救急活動などを間近で見られたことで、地域防災を中心に探究をさらに深めようとする意識が高まりました。

生活に生きる書 教室名を作成

 3年次選択科目「生活に生きる書」では、校内の教室名作成に取り組んでいる4名がいます。

 筆文字を日常生活で効果的に活用する方法を考える中で、「教室名を筆文字で書いてみてはどうか」という生徒の発案から生まれた、新たな取組です。

 どの教室にするか、どんな文字にするか構想を練り、練習を重ね、この日は校長先生、教頭先生、事務長さんにプレゼンを行いました。

校長室に入室した生徒達は緊張しながらも自分の思いを伝え、作成した教室名を活用していただけるというお返事をいただくことができました。

 「作成者の名前を入れてはどうか」といったアドバイスもいただき、今後は完成に向けてさらに練習を重ねます!

「平面から立体へ」

デザイン系列2年次生の授業『ライフデザインα』では、巾着袋の製作に取り組んでいます。巾着袋の下部はペーパークラフトでつくりました。生地選びや色合わせ、平面から立体へと仕上げる作業風景は、ファッションブランドのプロダクトデザインの工程を感じさせます。

「防災教育講座」(1年次生)

北翔大学 教育文化学部 芸術学科 千里政文(ちさと まさふみ)様を講師にお迎えして、災害時の被害を最小限に抑える「減災」および事前の防災対策についての理解を深めることを目的とした講座を受講しました。避難所を設営する体験学習では、段ボールで間仕切りする作業に取り組みました。防災への意識の向上と共同生活においてプライベート空間、配慮が必要される環境づくりの重要性に気づくことができました。講師の千里先生ありがとうございました。

キーワードは「イノベーション」

大学が高校にやって来た!

1年次生は、「産業社会と人間」という授業の中で大学を知るための出張講座を受講しました。午前の部は、北海学園大学 経営学部 教授 春日 賢(さとし)様をお招きし、「日本の会社と社会~大手コンビニと流通革命~」というテーマで講演をしていただきました。この講演ではニッチ(すき間)、イノベーション(革新、創造的破壊)、起業家精神をテーマに、大手コンビニがどのようにして成功したのかを経営学で掘り下げました。生徒から「経営に必要な要素は何ですか」の質問に、春日先生は「自分自身をマネージメントできることが経営の根本」だと応えられました。まさに今、生徒たちが考える視点でした(今後の産社ではキャリアプランについて考えます)。

午後の部は、酪農学園大学 食と健康学類 教授 阿部 茂(つとむ)様から「最近のコンビニ弁当や総菜が美味しい秘密-水の炎(過熱水蒸気)で食材を調理加工-」という講座を開催いたしました。この講演では、100℃以上の高温水蒸気[過熱水蒸気]を用いて食品の加工処理を行うことで美味しさの保持など様々な効果が実証されていることを学びました。最近では、大手コンビニ弁当にも採用されています。今回は、2種類の方法(ボイルと過熱水蒸気)で調理加工されたブロッコリを試食しました。その差は歴然で「過熱水蒸気」で調理された方が美味しかったです(理由は、うま味成分の9割以上が残るため)。

どちらの講座も、経営的・技術的な「イノベーション」がキーワードで、自分自身と向き合う姿勢「(進路を含む)人生設計」にもつながると気づきました。講師の皆様本日は貴重な講演をありがとうございました。

「温かいは尊い」

3年次生「総合的な探究の時間」防災チームは、災害時を想定した炊事でカレーライスをつくりました(具材や使える水の量[今回は3リットル]を限定)。野外は寒く、『温かい』食事も冷めてしまう環境を体験したことで、『日常生活が尊いもの』だと気付くことができました。

11月7日は、美唄市防災訓練に参加します。

食品微生物実験(培地作りの準備)

本校では、サラミ(豚肉・羊肉)やチーズ(牛乳・羊乳)といった乳酸菌を用いた食品を製造しています。食品微生物の実験で、乳酸菌を培養する「BCP加プレートカウント寒天培地」の準備をしました。次回は、寒天培地を作り、本校生産品のサラミを使って実験をします。ミクロの世界へと学びが広がります。

「ピラフ(洋風炊き込み飯)をつくりました!」

デザイン系列(3年次生)の選択授業「フードデザイン」でピラフを調理しました。材料の切り方や下処理、火加減による具材の様子に注意して実習を進めました。盛り付けにも工夫して、いただきました。家庭でもできる内容なので、実践してほしいと期待しています。

一足先に東京へ(商品の発送準備)

 10月21日付で掲載したフード系列の続報です。東京で開催される「全国農業高校HANASAKA収穫祭2025」(11月2・3日、大丸東京店とYANMAR TOKYOの2会場)で販売する本校生産品の出荷準備が整いました。商品が一足先に東京へ出発します。会期中、東京近郊のみなさまのご来場をお待ちしています。

 ※写真は、販売商品の一部になります

 https://www.mainichi.co.jp/event/nogyoshukakusai/

 https://www.instagram.com/hanasaka_shukakusai/

「美唄について」(1年次 産業社会と人間)

 1年次「産業社会と人間」では、地域に関する基礎知識をつけ、協働的に学ぶ中で、互いを尊重する態度を養うことを目的とした「美唄市について」のグループ学習を実践しました。

 美唄市の「歴史」「観光・産業」「飲食」「娯楽」「政治」「生活」に分かれ調べ学習したことを模造紙にまとめ10月15日に校内で発表しました。

※発表会終了後に、各グループがまとめた模造紙を廊下に掲示して共有する予定です。

マイコンプログラミングの実習【北海道教育大学出前講座】

10/17(金)北海道教育大学札幌校 石川智浩 准教授をお招きして、「micro:bit」と呼ばれるマイコン(マイクロコンピュータ)のプログラミング実習を実施しました。

 マイコンとは、比較的簡易・単純な処理を行うための小さなコンピュータのことです。
普段使用する電気製品や家電などの様々な物の中に組み込まれ、センサからの情報の処理や部品の動きの制御などに利用されます。
近年では自動車に組み込むことで、運転アシストや自動運転などの技術の制御を担うなど、小さいながらも多くの技術の礎となっています。

 生徒たちは、マイコンに搭載されたLEDを制御して記号を映し出すプログラムや、ボタンを押すと何かイベントが起こるプログラム、マイコンに接続したポンプを制御し水を移動させるプログラムなど、数多くのプログラムを制作し、非常に有意義な2時間を過ごしていました。

 今回講師としてご指導頂いた石川先生は、「実際に水を移動させるところまで、たった2時間で行けるとは用意した私自身思っていなかった」と驚いておりました。工業系列生たちの面白い実習に向く予想以上の熱量や探究心に筆者自身も非常に驚かされました。

 

美唄中学校1年生の学校訪問

    美唄中学校1年生の学校訪問がありました。本校の特長や魅力や高校生活を生徒会執行委員から説明・紹介するとともに、授業・実習を見学しました。中学生のみなさんは、メカトロ・エンジニア系列(工業)の溶接実習(安全教育の観点から見学者にも専用のゴーグルを着用)で、鉄板が切断される様子に興味津々でした。中学生の進路選択や志望校決定につながればと思います。

「認知症サポーター養成講座」

   1年次を対象に「認知症サポーター養成講座」を実施しました。美唄市地域包括支援センター 主任 飛渡祐輝様、朝日カルチャーセンター 認知症フレンドリー事業事務局 坂田一裕様をはじめ、多くの講師の方々をお迎えし、認知症についての正しい知識と理解を深めました。

   VR体験やグループワークを通して、認知症の方やその家族への支援のあり方を学び、誰もが尊重され支え合う社会の大切さについて考える機会となりました。

10/11 「高校生と語るつどい」に参加しました

10/11(土)、空知管内の高校から生徒・保護者・教員が参加し、ディスカッションやレクリエーションなどを行う「高校生と語るつどい」に参加しました。

参加した生徒は、我が校の生徒会執行委員5名。

ネイパル深川で行われた今年度の高校生と語るつどいでは、「食から考える地域課題~農業、環境、健康~」というテーマで空知や北海道の地域課題に関してディスカッションを行い、野外でのカレー作りを通して交流を深めました。

最初は少しかたい様子だった生徒たちですが、カレーを食べる頃には年齢や所属問わず多くの人と談笑しており、” 語るつどい ”の名にふさわしい有意義な時間を過ごすことができたと思います。

来月、「全国農業高校HANASAKA収穫祭2025」に参加

    本校フード系列は、東京で開催される全国の農業高校の生徒たちが生産した農産物などを販売する「全国農業高校HANASAKA収穫祭2025」に参加します。

   10月20日(月)の3年次生の実習では、東京で販売する「パウンドケーキ(ハスカップ)」を製造しました。本製品は、「美唄市食のブランド化推進事業」の商品になっているので、地元美唄市のPRにつながります。

食文化を通して国際交流活動

    タイ王国ストリースムットプラカーン校(Streesmutprakan School)の学生と本校フード系列の3年次生は、異文化理解と人的交流を目的とした国際交流プログラムを実践しました。タイ学生は校長室の表敬訪問、本校の歴史を知ることができる「統合記念室」と校舎内施設を見学しました。その後、主たる交流活動として本校生徒と、両国の文化をより理解するために「日本・タイ交流お絵描きクイズ」とタイ料理で有名なグリーンカレーと日本のカレーを作りました。会食ではプレゼントの交換やテーブルを囲み共に楽しい時間を過ごしました。

    今回の交流プログラムが、未来志向的で両国の架け橋となることを期待しています。

さんフェア2025 全道農業高校収穫祭 in イオン発寒店(フード系列)

さんフェア2025 全道農業高校収穫祭 in イオン発寒店が令和7年10月11日(土)9時から行われました.

美唄尚栄高校フード系列は焼きたてパンの実演・販売を担当しました.また,本校の農産・肉製品・乳製品の販売,および「美唄市食のブランド化事業」で開発した『美唄アスパラひつじのブルーチーズ』『美唄アスパラひつじのサラミ』『パウンドケーキ(ハスカップ)』の販売を行いました.

開催式は全道の主要都市店舗で開催式をオンラインつないで農業系の学校が心を一つに行いました.

閉催式は本校の副実行委員長の本校フード系列生徒が司会を務め,これまでの学習の成果をアピールすることができました.

次の大きな販売会は,11月2・3日に行われる全国農業高校HANASAKA収穫祭2025(東京駅八重洲口 ヤンマービルB1)と12月末に美唄市(コアビバイを予定)で実施します.

https://www.mainichi.co.jp/event/nogyoshukakusai/

https://www.instagram.com/hanasaka_shukakusai/