2025年度の出来事

今日の尚栄2025

「tan-fest in 空知管内」に参加しました

 12月16日(火)、令和7年度「tan-fest in 空知管内」に、本校3年次生「総合的な探究の時間」の防災チームが学校代表として参加しました。

 発表では、「備えの大切さを伝える―私たち高校生が取り組む防災探究活動―」をテーマに、「美唄防災フェス2025」で実施した防災グッズ13品目の優先度を調査するアンケート「防災グッズ総選挙」、限られた水と食材で行う炊き出し訓練、令和7年度美唄市防災訓練への参加、さらに現在制作中の防災啓発ポスターについて発表しました。

 管内18校の発表を通して、「探究」の題材は身近なところに数多く存在することを実感するとともに、他校の探究成果から大きな刺激を受け、今後の探究活動につながる貴重な学びの機会となりました。

進路体験発表会

 3年次生の代表6名(進学3名・就職3名)は、進路選択や受験に向けて大切にしてきたことを、具体的な体験を交えて1・2年次生に向けて発表しました。

 志望理由書では、インターネットで表現を調べ、現在・過去・未来の流れを意識して構成することが効果的であると紹介されました。また、高い成績を維持し、苦手科目にも向き合う姿勢、普段から学校生活を丁寧に送り、先生の話を真剣に聞くことの重要性が強調されました。

 進路選択では、オープンキャンパスの参加や早めの情報収集が役立ち、職業体験や職場見学を通して職場の雰囲気や働く姿、条件面を総合的に考えた経験が共有されました。

 受験対策としては、特待生制度の活用や新聞・ニュースに日常的に触れること、早めの面接練習が効果的であると述べられました。

 あいさつや感謝の気持ち、努力の積み重ねの大切さが伝えられ、1・2年次生へ「失敗を恐れず前に進んでほしい」と励ましが送られ、進路活動に取り組む意欲が高まりました。

 

ドローン測量実習(岸本組様出前授業)

 12月9日(火)美唄市内の企業である『株式会社 岸本組』様をお招きし、出前授業を行っていただきました。岸本組様は、主に北海道内の河川や農地の整備、道路工事など、インフラ事業を展開している企業です。

  今回の出前授業では、2時間目に地形の測量に用いるドローンの操縦体験を行った後、3時間目には実際の測量データを元にして土木施工後の3Dイメージを作成する実習を行いました。

  生徒たちは、滅多に触ることのできないプロ仕様のドローンを夢中で操縦し、時間の許す限り様々な操縦にチャレンジしていました。

 その後の3Dイメージの制作実習では、ドローンなどにより取得した各地点の座標・色のデータをどのように活かすのか、どのような操作で3Dイメージを作成していくのか、ということを学んでいきました。

 ドローンによる測量→測量データの処理→施工後の3Dイメージの作成、と擬似的ではありますが実際の工程と同じような順序で実習を行って頂き、生徒たちも現場での作業をイメージしながら学習することができたように見えました。

「尚栄フェア2025(冬)」 ポスター・チラシ制作プロジェクト

 情報通信マネジメント系列(商業)2年次生は「ビジネス基礎」の授業で、12月22日(月)にコアビバイ内の市民スペース他で開催する『尚栄高校フェア2025(冬)』を告知するポスターとチラシを制作しました。広く市民の方々に知っていただけるように、自分たちで掲示の依頼ができる場所を検討しました。

完成したポスターとチラシは、市内各所にて掲示の予定です。

完成したポスターは学校ホームページにて公開中です。

農業科推進事業シンポジウムで研究発表しました

 12月6日(土)、美唄市民会館で開催された「農業科推進事業シンポジウム」にて、フード系列の課題研究の学習成果を発表しました。小学生の皆さんも参加していたので、なるべくわかりやすい言葉で『ハスカップを使ったパウンドケーキ開発』と『羊肉サラミの実験(酪農学園大学との共同研究)』に関する発表を行いました。どちらも「美唄市食のブランド化事業」の商品となっています。ロビーで販売した3種類のジャム(ハスカップ、イチゴ、マーマレード)も完売しました。ありがとうございました。

 

「3年次探究学習 年次発表会」

 12月3日(水)5・6校時に本校体育館で、1年間取り組んできた「総合的な探究の時間」の学習の成果を年次発表会として実施しました。6班10グループが今年度の取り組みの成果や今後の展望についてスライドを用いて発表しました。

 全体への「学習成果発表会」は来年1月20日(火)に開催する予定です。

マーケティング(1)

 2・3年次選択授業「食品流通」では、単元「マーケティングの実践」で「自分が売ってみたい商品(既存・新規)」、「自分の好きなこと」「おすすめしたいもの・こと」などをテーマに、商品開発や商品の動向などの環境分析(とりまく環境を分析すること)、将来の起業(飲食店の経営)、小説に関することなど、履修生がプレゼンテーションを行いました。関連情報の収集やアイデア整理の方法を学んでいます。

マイスクールライフプラン(MSLP)

 1年次生「産業社会と人間」では、マイスクールライフプラン(MSLP)のオリエンテーションを実施しました。

 MSLPは、高校生活を長期的視野での目標設定、自分の将来設計を伝えること、他者の発表を聞いて自分の視野を広げることを目的としています。

 今後の活動は、スライド形式で、「高校生活での目標」や「高校卒業後の進路」などの項目について発表する予定です。

 

30万アクセスありがとうございます!

 12月2日、学校の日常をお知らせしている本校公式ホームページのアクセスカウンターが30万件を超えました(予想よりも早く達成されました)。見ていただいているみなさまのおかげです。ありがとうございます!

 「尚栄高校って、どんな学校?」と質問されることが多いです。本校は、現代社会を生きていく生徒たちの「志高く 未来を拓け(校訓)」をかなえるための教育を展開している総合学科の高校です。

 総合学科5系列(工業・農業・商業・家庭・教養)を擁する本校 の「現在(いま)」を日々発信していきますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

写真:第15回尚栄祭(学校祭)オープニングでの芸術部による書道パフォーマンスから

 

「食べてもらいたい人がいる」

 11月18日に投稿した「手打ちそば実習」に関連した内容になります。

 技術の向上に熱心な生徒は、1回目の実習後に家庭でも2回そばを打ち、家族で食べたと写真を見せてくれました。実習で得た知識や技術を主体的に、家庭でも実践する姿は学校での学びが生きたものになりました。

 11月21日、フード系列2年次生は、2回目の『そば打ち』の実習に取り組みました。今回は、日頃の感謝を込めて、校長先生と1組・2組の担任の先生に自分たちの『手打ちそば』を食べていただきました。

 校長先生の感想は、11月26日投稿の「校長の小部屋」に掲載しています。

 

認知症当事者とお話してみよう  -DXで成功体験をつくっていこう!-

~明るく、前向きに、成功するまで繰り返し挑戦することで成功体験になる~

 11月28日13時15分~「認知症サポーター養成講座」でお世話になっている美唄市地域包括支援センターのお声掛けで、認知症当事者として認知症とともに生きることの社会的理解を広める活動をされている丹野智文さんを講師にお迎えして、生活デザイン室で交流会を開催しました。

 丹野さんはご自身の体験から、誰にでも伝わるわかりやすい言葉で、ゆっくり話すこと。本当に困ったときは「助けて」と声を出すこと。スマホなどデジタル機器を最大限活用すること(例えば、スマホのアラーム機能にやさしい語調で文字を入れるなど)で、できることの範囲を狭くしないこと(広げていくこと)を語られていました。

 参加したボランティア局の生徒たちへ、チャレンジすること「失敗→工夫→成功体験→自信」の流れをつくることが大切だとエールをいただきました。

 

「生成AIについての校内研修をおこないました」

 11月27日(木)13:30より情報処理室Ⅰにて生成AIに係る教職員対象の校内研修を行いました。この研修には北海道教育庁ICT教育推進課と空知教育局のサポートをいただき、ICTを活用した学習の導入と生成AIの活用をテーマに実践形式で取り組みました。

 特に、生成AIの活用では、(1)「使用上の留意事項」生成AIを使うための準備、(2)生成AIを校務と授業準備で使ってみよう、(3)生成AIを活用した学校の姿、についてタブレット端末から生成AIツール(アプリケーション)を使い、授業の学習指導案やHTML形式のプログラミングなど、オンラインによる対話形式で学びました。

 校内研修から、生成AIを活用することで「ICTを効果的に活用した授業改善」では「協働的な学び」「個別最適な学び」に、「校務のDX化」ではコミュニケーションの円滑化に、役立てる方法として教職員の学びのアップデートにつながりました。(この記事は生成AIの機能を使わずに作成しています。)

「高校から始まる自分づくり ― 大中先生が語るキャリアの話」

 1年次「産業社会と人間」では、大中 隆教諭(以下、大中先生)によるライフプラン講話を実施しました。

 本校総合学科の必履修科目「産業社会と人間」において、1年次生を対象に、大中先生が自身の人生を振り返りながらライフプラン(人生設計)について講話しました。

 講話では、高校在学中に取得できる資格に早い段階から関心を持つこと、そして**「自分にしかできないスキル」を育てる準備を始めておくこと**の重要性が語られました。生徒たちは、将来の進路選択に向けて主体的に学ぶ姿勢の大切さを改めて感じた様子でした。

 また、大中先生が挑戦した日本縦断の旅が人生の転機になったことや、これまで携わってきた食品開発の秘話など、具体的な経験談も紹介されました。生徒たちは、進路選択や自己理解に直結するリアルなエピソードに興味深く耳を傾けていました。

 今回の講話を通して、生徒一人ひとりが将来を見据え、学びや経験をどのように自分の力へとつなげていくかを考える貴重な時間となりました。今後の学習や進路探究に、今回の気づきを生かしていってほしいと思います。

 本校では、今後も主体的なキャリア形成を支援する取り組みを継続してまいります。

ゴーダチーズの製造に取り組みました

本校フード系列では、開校当時に製造していた「ゴーダチーズ」の製造を、久しぶりに復活させました。

3年次生が実習でチーズを製造し、2年次生が熟成庫へ入れて管理を行っています。使用している乳酸菌は、北海道産の乳酸菌。地域の恵みを活かした、本校ならではの取り組みです。

完成までには時間がかかりますが、熟成がどのように進むのか、今から楽しみです。

「健康事業 性教育講座」生命のストーリーをつなぐ

 1年次生を対象に「高校生のみなさんへ 性とは生命(いのち)のストーリー」のテーマのもと性教育講座が行われました。

  昨年に引き続き、助産院あさの吉先生と美唄市保健センターの保健師2名をお迎えし、性に関する正しい知識や、妊娠・出産の実際、自分を大切にすること・他者への思いやりを持つことなどを学びました。

 吉先生の講義では、性に関する知識を座学だけでなく、性感染症伝播シミュレーションゲームで性感染症の広がりを視覚的に体験したり、性感染症や避妊予防のアイテムとして日本で1番使われているコンドームを実際に触ってみる実習を行いながら学びを深めました。

 保健師さんの講義では、実際に妊娠したら美唄市ではどのような手続きが必要なのか、美唄市にはどのような子育て支援があるのか、赤ちゃんを育てるにはどれだけお金がかかるかなど、妊娠・子育ての実際について教わりました。

 みなさんがおうちの方や周りの人に大切にされながらここまで育ってきたことを忘れず、自分を大切に、そして周りの人への思いやりを持ちながら、これからも生命のストーリーを繋いでいってくれることを願っています。

みんなでつくる合意形成

 早川 絵理花 教諭(国語科)は、「結論の出し方を工夫して、合意形成のための話合いをしよう」という単元で、令和7年度(2025年度)授業等研究セミナー(道央ブロック・国語)の研究授業を実践しました。

 対象の1年1組の生徒は自分たちで考えてきた「よい」グループディスカッションの定義や、そのための工夫を確認しながら、協力して授業に臨みました。

 「勉強の意欲を高めるために効果的な方法は何か」をテーマにグループディスカッションを行う中で、合意形成に向けて進行の仕方や結論の出し方を工夫しながら、主体的に学習に取り組む態度が見られました。

 授業を通して生徒たちは、ただ主張するだけではなく、根拠や理由をしっかり述べることや、主張と根拠・理由が結び付くことで説得力が高まるということが、様々な場面に活かされると再確認することができました。

  授業を終えて、研究協議の場では活発な意見が交わされ、授業実践のさらなる向上につなげ、教育現場での学びの持ち帰りとなりました。

「遠くにいても支えたい」

生徒会執行委員会は、8月10・11日の熊本地方の豪雨災害で被災した熊本県立小川工業高等学校を支援するために募金活動を行いました。本校にはメカトロエンジニア系列(工業)があるので、同じ工業を学ぶ仲間として全校規模での支援・応援をすることになりました。ともに「頑張ろう!小川町!」

美唄東中学校2年生の学校訪問

11月13日(木)、美唄東中学校2年生の学校訪問がありました。本校の特長や魅力や高校生活を生徒会執行委員から説明・紹介しました。中学生のみなさんは、フード系列3年次生の食品微生物実験「BCP加プレートカウント寒天培地による乳酸菌の培養」など各系列の授業や実習を見学しました。中学生の進路選択や志望校決定につながればと思います。

手打ちそば実習

フード系列2年次生は、令和6年度産(幌加内産)・令和7年度産(音威子府産)のそば粉で手打ちそばの実習を行ないました!水、そば粉、中力粉をきちんと計量すること。水回しの一回目で、いかに粉に水を回すかで蕎麦のよしあしが決まります。試食では新そばの風味を味わうとともに年度の違いによる食味も比較しました。

「鶏肉のハンガリー煮とサラダ、バターロール」

3年次「フードデザイン」の調理実習では、ハンガリーの伝統的な料理で、主に牛肉や鶏肉をトマトやパプリカと一緒に煮込んだ料理に取り組みました。鶏肉の調理法、ホワイトソースの作り方や西洋料理の特徴と食事作法を学びました。試食は、フードコーディネート室でナイフとフォークを使って、楽しく会食することができました。