北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
祝 全道大会出場!!
・第41回北海道高等学校新人陸上競技大会
9月24日(水)~26日(金) 帯広市
円盤投1名
・第55回北海道高等学校新人ソフトテニス選手権大会
9月13日(土)~14日(日) 帯広市
ダブルス1ペア シングルス1名
・第59回全道高等学校書道展・研究大会
10月15日(水)~17日(金) 釧路市
4名
北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
祝 全道大会出場!!
・第41回北海道高等学校新人陸上競技大会
9月24日(水)~26日(金) 帯広市
円盤投1名
・第55回北海道高等学校新人ソフトテニス選手権大会
9月13日(土)~14日(日) 帯広市
ダブルス1ペア シングルス1名
・第59回全道高等学校書道展・研究大会
10月15日(水)~17日(金) 釧路市
4名
やっぱり見ていただきたいな、と思い、残る3作品掲載します。
(写真を加工しています)
「校長の小部屋」見てくれているといいのですが・・・特に、作品づくりをした生徒の保護者等の方には。できれば写真ではなく、学校にお越しいただき直接見て欲しいです。閲覧していましたら是非御連絡ください。生け花に限らず、校内の至る所に生徒の作品を飾っていますので、足を運んで見に来てください。
写真を見るとわかると思いますが、お花の横にあるホルダーには作者である生徒の年次と氏名が記載されています(掲載する都合上モザイク加工しています)。ちょっとしたことなのですが、これがまたいいなぁ、と思っています。クラスメイトが、仲の良い友達が、知っている先輩が、同じ中学校の後輩が・・・名前を見てまた違った見方、感じ方ができるからです。
同じ花材を与えられても、完成した作品はそれぞれです。当たり前のことですが、これが個性です。自分と似たような人がいたとしても同じ人はいない。同じ花材と書きましたが、これは間違いで同じものはありません。同じように見えても花にもそれぞれ個性があります。同じでないもの同士が組み合わされていけば、それは無限の広がりを見せるわけで、そこがおもしろいところです。それぞれだからそれがいい。
自分を認めること、他者を認めること - このふたつはそんなに難しいことではありません。自分と違って当たり前、と思う。すごく単純です。私はずいぶん前からそうした考えで生きてきましたから、いちいち悩むことや腹を立てることがなくなりました。自分はみんなと同じでなくていいし、周りの人も自分と違っていい。ただ、それがわがままにつながってはいけません。そのことで迷惑をかけることはいけません。
ストレス社会ではありますが、意外と自分自身でストレスを作って溜めてしまう - そうしたことが結構あるものです。考え方を変えていくと肩の力が抜けて、リラックスした生き方ができます。
20日(金)の朝
校長室に入って真っ先に目に留まったものがありました。テーブルの上にお花が置かれていたのです。朝から何とも言えない穏やかな気持ちになりました。華道部の3年次生の生徒が生けたお花です。月に一度、私のところに届けてくれるので、まだかまだかとその日を心待ちにしています。贅沢ですよね。
生徒が生けたお花は、生徒玄関ホール、職員玄関、職員室前にも飾られ、私が校内を歩く動線と重なることから毎日見ることができます。前にも書きましたが、校内にお花があるのはいいな、と思います。
自宅の庭で薔薇が満開になり、私は写真を撮り、妻は色とりどりの薔薇を花瓶に挿し室内でも観賞できるようにしてくれています。そこにあるだけで明るくなりますし、人の心をやさしくします。花を介しての会話も増えます。小さなお花なのにこんなにも存在感を発揮できるのはどうしてなのでしょうか。不思議です。
作品づくりをした生徒に校長室まで来ていただき、どのようなことを考えて生けたのかを聞いてみました。「今まで扱ったことのない花材もありましたが、主役のヒマワリをどのようにしたら引き立てることができるかを考えました」と遠慮がちに話してくれました。「この先あなたがお部屋に花を飾るとき、華道部で培った経験でセンスの良い生け方ができるからいいよね」と私が言うと「はい」と笑顔で答てくれました。
10分位お話ししましたが、卒業後の進路は就職を考えているようです。「あなたにふさわしい就職先が見つかるといいね」と言葉をかけさせていただきました。きれいなお花、ありがとうございました。私のデスクに置いて、毎日見させてもらいます。
主役を引き立てる - 生徒の言葉から考えさせられることがたくさんあります。教員になったときから自身の教育の柱にしているのですが、学校の主役はまさしく生徒です。生徒一人ひとりをどのように引き立てていくか・・・学校、教員は生徒が何を考え何を思っているのかをしっかり受け止める必要があります。受け止めるためには話を聞いてあげなければなりません。私の人生の方向性を大きく変えてくれた佐藤先生(中学2、3年生の時の担任)が、どうしようもない私の話を黙って聞いてくれたことを想い出します。あれがあったから今がある - 感謝しかありません。
生徒との短い会話で市外から通学しているということを知りました。毎朝学校に登校するだけで相当なエネルギーを使っているとのこと。2年間よく通ってきましたね。あと8ヶ月ありますが、元気に登校してきてください。大変なこともあるでしょうが、その先にあなたにとっての輝く未来がありますから。
素晴らしい笑顔で生徒は校長室を後にしました。
雨天のため順延となっていた「さわやか清掃」を6月16日(月)放課後に実施しました。私、正直なところ生徒玄関前に集まった生徒の多さに驚きました。20名も集まればいいところだろうな、と思っていたからです。前もってスタッフの募集をしていたのは知っていましたが、104名の生徒たちが参加してくれるとは。全校生徒の約7割が主体的に参加してくれたことに感謝します。
 言うまでもなく目的があって行事を行うわけで、さわやか清掃の実施の目的は、
(1) 通学路を生徒自ら清掃することで、環境を整備し、かつ環境美化に対する理解を深める
(2) ボランティア活動に積極的に参加する姿勢を養う
(3) 清掃活動を通じて日頃お世話になっている周辺住民への感謝の気持ちを表す
となっています。参加した生徒が、地域の一員としての意識をより一層高めてくれたら嬉しいです。
美唄駅前をゴールとして、約1キロメートルの距離を生徒と話しながらゴミを拾いました。生徒と話をすると、何か自分の子供と話をしているようですごくおもしろいです。そうは言っても、実際のところ私の子供が高校生の頃、私が話しかけても「あぁ」「そう」「わかってる」「うん」「知らない」だけでした。妻とは会話をするくせに、私には1秒で終わる単語レベルの返答しかなかったです。まぁ、私も父親と会話をした記憶がほとんどないので、そんなものだと理解していましたが、生徒はどういうわけか楽しい会話をしてくれるのです。これは不思議です。
この日も自転車を趣味とする3年次生が、週末にニセコでサイクリングイベントに参加してきたことを話してくれました。折りたたんだ自転車とともに電車に乗り、途中趣味をともにする札幌の友達と合流しニセコまで。あちらこちらから集まってきた年齢の異なる自転車マニアとの交流がとてもおもしろかったようです。150万円の自転車を持って来た方もいて、大盛り上がりのイベントで満足したと話してくれました。
マラソン大会で見知らぬ人が何千何万と集まってきますが、私もそこでランニングシューズのことやタイムの話をしてわくわくします。知らない人との会話がとても楽しいのです。笑顔で語る生徒を見て、学校では決して学ぶことのできない素晴らしい経験をしているな、と思いました。今、一度しかない貴重な高校時代、その一分一秒にこのような経験を刻み込んだことは、間違いなく彼の人生を豊かにするはずです。
私は自らの高校時代に思い残していることはありませんが、受け持ったクラスの生徒たちにはいつも素敵で最高の高校時代を過ごして欲しい - そのことの実現に向けて一人ひとりと向き合ってきました。一緒になってたくさん笑い、一緒になってたくさん泣きました。一人の大人でもなく、一人の教師でもなく、同じ仲間として接した日々が懐かしく愛おしい・・・生徒からかけがえのない時間とたくさんの思い出をもらいました。教師冥利に尽きる、担任冥利に尽きる、とはまさにこのことです。
脇道に逸れました。話を戻します。
参加してくれた生徒の皆さん、ありがとう。
 
(写真の一部を加工しています)
先日も紹介いたしましたが、科目「生活に生きる書」の作品から。
生徒玄関ホールでの挨拶を終えて、教室の様子を伺っている途中、廊下の壁に掲示されていたので読ませていただきました。朝からやさしく穏やかな気持ちにさせてくれる作品でした。生徒も先生も全員に見て欲しい、と思う作品です。
想 - 「目で見て比べながら心で思う」という意味を表す漢字
どうしてこの漢字を選んで作品づくりをしたのか、作者である生徒本人から直接聞いてみたい、そう思います。素敵な漢字を選びましたよね。
想う こと
ずいぶん昔から何かを想っている自分を感じることがありました。多分、小学生くらいまで遡る話になると思います。どうしてそうなってしまったのかは自分でもわかりませんが、気付いたときからそれは現在も続いています。
あれは、恥ずかしい話、妻と不仲になったときに、妻から言われたことがありました。「私にわからない何かをいつも想っている。付き合ってから今日までずっとそういうことを他の人よりも大切にしている人なんだなぁ、って思ってた。でも、その何かが私に関わることであればそのことだけは知りたい・・・」私に返す言葉はありませんでした。やっぱり自分はそうだったんだな、自分だけが感じていたのではなく、誰かから見てもそうだったんだ - ただそのことだけを考えていました。
私の想うことはおそらく生涯ずっと続いていく思います。きっと自分のこと、家族、親、兄弟、学校、仕事、教職員、生徒、教え子、将来、過去・・・過去の自分と比べながら現在の自分を心で思っているのだろうな。たぶん、そういうことなんだろうと思います。
ただ、その想うことのすべては、私にとっては苦痛ではなくやさしい気持ちになれる大好きな時間になっている。そのことだけは間違いありません。
この字を見せてくれて「ありがとうございました」
いろいろなことを考えさせていただきました。
美唄市教育委員会様よりパイナップルをいただき、デザイン系列の生徒がジュースと食べやすくカットしたパイナップルを校長室まで持ってきてくれました。美味しくいただきました。いろいろな生徒が校長室に顔を出してくれますが、みんないい笑顔です。保護者等の皆様にも見てもらいたいな、といつも思います。
「写真を撮ってホームページに掲載していいですか」と聞きましたら快くOKの返事をいただきました。「ありがとうございました」
いきなりですが、パイナップルで想い出すのが沖縄です。家族で3度、見学旅行の引率で3度の沖縄旅行をしましたが、そこで食べたパイナップルの味が忘れられません。畑に実っているパイナップルを採ってきてそこで食べることができたので、感動的に美味しかったのです。
室蘭工業高校の定時制に勤務していたときに見学旅行で初めて沖縄を訪れたのですが、妻と子どもにも是非沖縄を見せたい、と思いました。白色系の壁の家、赤瓦の屋根、石垣、白い砂浜、青い海、高い空・・・沖縄にしか流れていない空気と時間を感じとって欲しかったからです。
家族3度目の沖縄旅行は、妻が受けた大手術から1年半が経過したときになります。子どもがそれぞれ中学2年生と小学6年生になり、成長とともに付随してくる高校受験のことや部活動、そして何より妻の回復のお祝いを兼ねて「これが最後の家族揃っての大旅行になるかもしれないね」ということで出掛けました。沖縄のファンになった子どもたちのリクエストでもありました。その後大学受験を迎えた次男が、琉球大学に行こうかな、なんて言い出すくらい気に入ったようでした。結局、大旅行はそれが最後になりました。思い切って行って良かったです。そのときにシャッタを押してもらった写真の一枚を妻が居間に飾ってから13年の時が過ぎましたが、私は自宅に帰るたびに眺め、ひとり懐かしんでいます。そのことを妻は知らないと思います。
私も歳をとったのかもしれません。目の前の出来事から唐突に過去の記憶が浮かんできたり、昔を懐かしんだりしてしまうのです。性格は前向きで決して後ろ向きではないのですが。こういうことって若いときはなかったな、と思います。
教頭先生に本ブログを開設していただき、回数を重ねてまいりましたが、生徒の姿を写真に収めたり生徒と話をしていると、どこか自分自身の中学、高校時代の経験や気持ちがフィードバックしてくるような感覚に陥ります。こうした時間を持てるのは、この職業ならではのことなのかどうかはわかりませんが、つくづく幸せだなと感じながら働かせていただいております。
明日の更新は都合により控えさせていただきます。
6月11日(水)株式会社岸本組 代表取締役 岸本友宏 様に対し、地域貢献感謝状贈呈式を校長室にて執り行いました。本校の教育活動の充実のため、『全閉式アルミスタンド扇7台』『ポータブルクーラー8台』『延長窓パネル6個』の御寄贈を賜りました。大切に使わせていただきます。改めてお礼を申し上げます。「ありがとうございました」
感謝状をお渡しした後、生徒代表として生徒会長が感謝の言葉を述べ、記念品を書記から贈呈いたしました。記念品はフード系列で製造したレトルトカレーとジャムで、岸本様も大変喜んでおりました。製造してくれた生徒たちにお礼を申し上げます。「ありがとうございました」
岸本組様には、前身の美唄工業高校を卒業された方、美唄尚栄高校を卒業した方が勤務されているとのことです。現在、本校で学んでいる生徒の中からも岸本組様にお世話になり活躍する人が出てくるかもしれません。先輩方が築いてくれた御縁を今後も大切にしていかなければなりません。
『産業社会と人間』、『総合的な探究の時間』をとおして、地域の現状と課題、地域の未来について考える授業が設定されています。学校として地域に思いを馳せる取組を推進しておりますが、一方で地域から本校に対する期待や熱い思いがたくさん寄せられています。大変ありがたいことですし、ひとつひとつを真摯に受け止め、地域と連携・協働し、課題解決に向けた取組に繋げていかなければなりません。
学校は地域から支えられている - そのことを日々実感いたします。地域を支えていく人材を育成するために、私たち教職員が果たす役割は大きいということです。ニーズを的確に把握した教育活動を展開していかなければなりません。贈呈式が終わり、改めてそのことを考えています。
3年次生の選択科目「生活に生きる書」を受講している生徒が書いた作品が、校内のあちらこちらに掲示されています。教室ではなく、廊下というのがいいのです。教室だとそこを利用する生徒の目にしか留まりません。だから、人が頻繁に通る廊下や階段の壁というのがいい。
(写真を一部加工しています)
私は着任後、先生方に生徒の作品をどんどん掲示したり飾ったりしてください、と話をしています。作品の善し悪しはどうでもいいわけです。本人がそれで善し、と思えばそれに勝るものはないのですから。
生徒一人ひとりが、見てくれる人のことを考えたり、作品づくりをした人のことを思ったり・・・そうした心を持って学校生活を過ごし、卒業させたいと思っています。このことは私が教員になったいくつかの理由のひとつでもありますし、担任として出会った生徒たちを教育する上での信念でもありました。
学習の成果を残すことはもちろんのことです。ただ、それ以上に、心の空間を広げていく生き方をしていって欲しい、と考えています。生涯をとおして自分のことを思う、誰かのこと(親、祖父母、恋人、兄弟、友達・・・)を思う、そうしたやさしくあたたかな心と時間を持ち、魅力ある人間になって欲しい。
社会や環境がどんどん変化していく混沌とした時代に生きていると、自分のことだけで精一杯になり周囲のことに気持ちが行き届かなくなります。世の中の流れにどことなく我が身も流されていくかのような状況下にありますが、心まで流されていけません。
心だけはやさしくあたたかに。
「ホームページに写真を載せても大丈夫?」生徒に声がけする際の決まり文句になってきました。この日もお断りした上で撮影させていただきましたが、調理室内には甘くていい匂いが漂っていました。これはお菓子を作っているな、甘いものに目がない私はわくわく幸せいっぱいの気持ちになりました。
科目を選択して授業を受けるというのが本校の特色のひとつになりますが、今日の話はデザイン系列の科目『フードデザイン』の一コマです。バターを使用しないクッキー作りが本日のテーマでした。ホットケーキの素材から伸ばした生地に型を当てひとつひとつくり抜き、この後オーブンで焼くのだと思いますが、とにかくみんな幸せそうな表情で楽しみながら作っているのがいいな、と。
毎週生きていくために必要な食を考え、自らの手で安全な食を作り、それをみんなで楽しく食す。食は奥が深いですね。こうした授業は系列に特化するのではなく、すべての生徒が受講できたらいいのにな、と思ったりしています。
さて、大学時代にアルバイトをしていた青果店の裏小路に、手作りのケーキやパスタなどがメニューに並ぶ自家焙煎珈琲が楽しめる小さなカフェがありました。会話を壊さない程度にさりげなく洋楽が流れ、静かに時間を過ごせる雰囲気の良いお店でした(残念ながら今はありません)。
マスターに恋愛ごとを聞いて欲しくて、カウンタ席で珈琲をよくいただいていました。当時お付き合いをしていた女性とも行ったこともありました。その影響もあってか、いつか大好きなJAZZレコードを流し珈琲を提供するお店を持ちたいな、そんなことを大学時代から考え続けています(現在進行形でレコード蒐集しています)。美唄尚栄高校で食について学べたら、実現に向けて大きく前進するだろうなぁ・・・なんて思いながら今日の授業を見学していました。
私自身経験したことのない学びが本校にはあふれていて、見るものすべてが新鮮で驚きです。五十代の私がそうした気持ちになるわけですから、感性豊かな十代なら相当なインパクトがあるのではないでしょうか。
本校で学ぶ生徒たちが、これから先の人生において「そういえば、あのとき尚栄で○○を習ったから、もしかしたらこういうことができるかもしれないな」という発想のもと、地元でお店を出店したり起業してくれる日がきたら素敵だなと思います。
自分の好きなこと、興味を持ったことについて、それを実現するための科目を選択できる。総合学科 美唄尚栄高校 だからこその学びがここにあります。
放課後、廊下を歩いていたらトレーニング室からシューッシューッ、とリズミカルな音が聞こえてきました。トレーニングマシンのペダルを一生懸命に踏み込む生徒の姿がありました。間違っていなければですが、陸上競技の経験はないけれど、この春に陸上競技部に入部した1年生です。校長室の窓からグランドのトラックを走っている姿をよく目にしますが、「しっかり続けていたら結果はついてくるぞ」と応援する気持ちで見させてもらっている生徒のひとりです。
私も一応、アスリートの端くれとしての市民ランナーですから、走る人を見るとそれが短距離、長距離のどちらであっても気持ちの奥の方がそわそわします。マラソンは自分との戦いです。私はトップランナーではありませんから、誰かに勝つ、という意識はありません。2万人規模の大会に出場しても順位には興味はなく、42.195キロを3時間29分59秒以内に走りきる、これとの勝負です。10キロなら39分59秒、ハーフなら1時間29分59秒以内です。
肉体的、体力的な衰えは当然ありますが、これらの目標を乗り越えることができるかどうか、最後は”気力”にかかっています。ツライ、足が、太ももが、苦しい、歩きたい・・・それを打ち消すだけの気力を最後に奮い立たせることができるかできないか、ただそれだけです。わかっていても、最後のスパートがかけられず、わずか数分だけオーバーしてのフルマラソンのゴール。ゴール、完走に喜びはなく、目標を達成できない自分にただただ悔しさと情けなさが残るレースがここ数年続いています。
何かを変えなければ結果は出ない - そのためには、勤務時間終了後、週休日にロードワークだけではなく、生徒と一緒にマシンを使った地道なトレーニングが必要かも、そんなことを真剣に考えてしまいました。
マシンのモニターには、設定タイムや消費カロリー等の数値が表示されており、聞くと「1時間のトレーニング時間に設定しているのであと30分やります」と答えてくれました。とにかくペダルを踏む、そのことだけを考えて汗をかく - こうした地道なトレーニングが功を結ぶ、そう思いながら写真を撮らせていただきました。
私は初夏6月が一番好きです。日中は程よい暑さで爽やかな風、夜はひんやり半袖では心持たない、そんな空気感が大好きです。香りよいライラックが終わり、ここからが本格的に花が主役になる季節を迎えます。とは言っても、いつからか初夏がいきなり真夏になることが当たり前になってしまった、そう感じるのは私だけでしょうか。
もしかしたら間違っているのかもしれませんが、私の記憶では五十年、四十年、三十年くらい前までは、25℃を超える日は7月中旬から8月上旬にかけての2週間程度、30℃を超える日は一夏に1日あるか2日あるか、そのような夏だったように記憶しています。
小学校の夏休みは、近くにあった中学校の屋外プールが開放されて、毎日のように自転車でそこに向かいました。そもそも遊び場所が学校のグランドかプールしかなかったわけですが、とにかくそこに行けばすべての友達に会うことができました。草むらではぎーっ、とキリギリス、木々の上端ではみーんみーん、と蝉、うるさいくらいの大合唱の中で、泳いだり走ったりしていました。それだけで楽しかった。
でも、それはお盆までのこと。お盆を過ぎると決まったように秋風が辺りを包み込み、夏の終わりを告げるのです。「ああもう夏が終わっちゃうんだ」寂しさいっぱい私は私なりに夏にさよならしていました。
さて、今週前半は25℃を超えました。もう、私の記憶にある初夏6月はどこかに行ってしまいました。6月の熱中症対策、いや、早ければ5月の数日も熱中症対策を意識しなければならない状況になっています。何十億という時間の中で地球の環境が完成されてきたというのに、数十年、数年単位で気象状況が変化しているのだとすれば、どうしたものだろうか、と考えさせられます。
本校におきましても生徒及び教職員に熱中症対策について注意喚起しております。簡易クーラーは5月末に設置しました。水分補給はもちろんではありますが、朝食をしっかり食べて登校すること、睡眠時間をしっかり確保することも熱中症の予防策となります。これから9月まで暑い日が続くことが予想されます。十分に気をつけて過ごして欲しいと思います。
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