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校長の小部屋

大人との対話

 11月4日(水)本校の教育活動の充実のためクーラー機器等を御寄贈いただいた株式会社高瀬工業(美唄市字茶志内888番地)様に対し、感謝状贈呈式を執り行いました。

 写真はセレモニー終了後の一枚です。いつもですと生徒は感謝の言葉を述べ記念品をお渡しして校長室をあとにしますが、少しだけ時間をつくって対話の時間を設けました。毎日接する教職員以外の大人とどのくらい会話ができるのか見てみたいという私なりの想いがありました。私は間に入らずただ見守っておりました。

 高瀬様にはかなり気を遣わせてしまいましたが、高校卒業後の進路のこと、先日終えたばかりの見学旅行の様子などのやりとりがありました。もう少し時間があるとぎこちなさがなくなって、スムーズな対話を見ることができたと思います。

 初めてお目に掛かる方、自分よりも年上の方との会話に戸惑う若者が多いと聞きます。何を話していいかわからない、聞かれることが昭和的でなんて答えたら良いかわからない・・・社会に出て真っ先にぶち当たる壁なのかもしれません。ただ、難しく考えるのではなく、一歩踏み出しましょう。それで何とかなるものです。

 本校は地元の企業様を始めとする多くの方々に支えられています。その期待に応えられるよう教育活動を展開してまいります。

 今後とも変わらぬ御支援と御協力をお願いいたします。

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銀杏並木

 札幌に住んで15年。毎年欠かさず出向く場所があります。ここ北海道大学の銀杏並木がそのひとつ(写真は工学部の校舎側から撮影しています)。今年はミラーレス一眼を持ちしっかり写真を撮ろうと出掛け、よしよしと思ったときに強風の雨模様となり、シャッタもそれほど押さずに駐車場に戻る始末。それでも、今年もこの場所に立ちこの景色を眺めることができたのだから良しとしましょう。

 あの晩も雨が降ってとにかく寒かったなぁ - 夜のライトアップがきれいなこと、帰りはどこかで御飯を食べて帰ろうという誘い文句で家を出ました。長男が中1、次男が小5ですから13年前のことになります。二人のサッカーと野球の練習が終わった晩だったと思います。妻は大きな手術から半年が経過したものの体調が優れず体力の回復もまだまだという状態でした。

 私は、ここでどうしても妻と子どもを写真に収めたかったのです。この先もずっと元気でいられると信じる傍らで、もしかすると・・・などといらないことが脳裏をかすめ、私は私なりの辛い毎日を過ごしていました。言葉では言い表すことのできない不安 - 一時でも考えない時間が欲しかった。何をしたらいいのかもわからない中で、家族のいい時間をしっかり刻むべきなんだろうな、とぼんやりと考えていた時期でもありました。

 13条門から少し歩くとそこはもう人でごった返し、さらに雨によって一人ひとりが傘を差すものだからすれ違うのもやっとで、のんびり写真を撮るような状況ではなかったけれど、私は三人を歩道の左側に寄せ、かじかんだ手でシャッタを何度も押しました。子どもたちは銀杏並木もライトアップにもまったく興味を示さず、ただただ御飯のことだけを考えており、さっさと雨の当たらないあたたかなお店に入りたい様子でした。だから、三人を並べて撮った写真の妻は笑っていますが二人は憮然と立っており、それが妙に面白く私にとっては嬉しい写真になりました。

 四人でここを歩いたのはあの晩が最初で最後になりましたが、私は昨年に引き続き妻とふたりここを歩くことができました。もう何の贅沢もいりませんし、何の欲もありません。昔のことを静かに懐かしみながら、美しい風景の中を歩く - そんな時間がたまにあるだけでいい・・・そう思いながら過ごす毎日です。

 ホームページアクセス数は70万を迎えました。先週末から1日あたり4500を超える訪問をいただけるサイトに成長しました。令和7年4月23日(95,730)の朝から毎日同じ時間にアクセス数をノートに記録しています。翌日の4月24日は96,191、25日は96,696と、1日あたり400アクセスあるかないかの訪問者数で推移しておりました。昨年の11月4日は239,149と記録されています。

 学校の教育活動を毎日発信し続けることの大切さを実感しております。興味を持って見てくれる方がいる限り、私たちは発信を滞らせてはなりません。生徒たちの声は、「広がりを考えるならインスタグラムの方がいいですよ」です。確かにそれは私もわかりますが、インスタグラムにはないホームページなりの良さがあるはずだ、と昭和の私は考えています(インスタグラムもnoteもしっかり更新しております)。

 新しいことへの挑戦の他に、長きに渡って取り組んできた教育活動に付加価値をつけることを教職員にお願いしてきました。お願いする以上口先だけではなく自らもその背中を見せなければなりません(これは私のスタンスでもあります)。難しいことを宿題にしたつもりはありません。答えは簡単です。誰か任せにしない、学校の中で完結しない。『今まで不足していた情報発信を付け加えること』ただそれだけです。知ってもらうためには胸襟を開かなければなりません。まだまだ情報発信に対する課題はありますが、発信し続けてきたから70万という数字をいただけたと考えています。

 何度も書いてきましたが、記事をアップすると必ず見てくれている方がいる - この事実は本校の教職員にとっては励みになりますし、自校の、自らの教育活動に対するモチベーションの向上につながります。また、記事の一つひとつが「これ私だ」「うちのクラスだ」「これってあなたのことじゃない」と生徒と保護者等を結ぶ架け橋になるとも思っています。生徒、保護者等、教職員の三者の気持ちがいい波に乗るように私はただ舵取りをするだけです。

 これからも御訪問ください。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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マルシェ

 フード系列2年次生が主体となったマルシェ「Marche KANAU」のオープニングイベントが無事終了しました。14時に開店を迎えましたが、10分程前から開店を待つ保護者等の方もおり、1時間ほどで品物が完売する盛況ぶりでした。

 まずは、本校のホームページ及びインスタグラム、教頭先生からマルシェオープンに関する案内を一斉配信により宣伝させていただきました。それらを見てお越しいただいた多くの保護者等の皆様、御来校ありがとうございました。今後も月一回実施してまいります。お友達や親類をお誘いの上お越しいただけますと幸いです。

 担当した教職員と2年次生は、準備と当日の運営で慌ただしい時間を過ごしたことと思います。イベントを盛り上げてくれてありがとう。うまくいったことと失敗したことを整理し、2回目(11月20日(金)勤労感謝イベント)はもっといい形になるようにしていきましょう。

 自分たちが製造した食品がお客様の手元に届く - 一連の流れを見届けられたことは大変有意義です。一部の生徒は、札幌市内や東京の催事場等で販売スタッフとして参加しておりますが、多くの生徒は製造までしか関わっておりません。食品もモノもつくって終わりではない、ということです。全員が製造から販売まで関われたのはすごいこと。

 私が着任時から話していることですが、「つくった先を考えること」「手にしてくれた方の意見をしっかり受け止めること」個人レベルの域で終わるのであればつくって満足も良し。しかし、自分の域を超えるのであれば、それをつくったからどうしたの?という世間一般の意見に対して、納得、理解させるだけの説明が求められます。自己満足から他己満足を考える。ものづくりに求められる大切な視点です。

 完売してすぐの生徒たちです。いい顔していませんか!学びに満足しているか、本校の教育活動に満足しているか - この表情が答えなんだと私は考えています。

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見学旅行の写真

 華道部の生徒が作品を届けてくれました。ありがとうございます。「見たことのない変わった花だねぇ、名前は何というの」「えっ、わかりません」「バナナみたいだよね」「そう言われればバナナ、なんかそんな感じの名前だったような気がします」「Google先生に聞いてみたらわかるよね」「そうですよね」そんな会話をしながら事務長に写真を撮ってもらいました。

 インターネットの向こう側から返ってきた答えになります。カンガルーポー:(名前の由来 英語でカンガルーの足)ふさふさとした毛に覆われた筒状の花姿が前足に似ていることに由来、とあります。カンガルーの前足をまじまじと見たことはありませんが、きっとこの花のような感じなのでしょうね。不思議な花ですが、世の中にはまだまだ見たことのない変わった花があって、おもしろい。

 「校長先生、見学旅行楽しかったですか」「昨年もあなたたちと一緒に行ったけれども、同じくらい楽しかったよ」「今年の2年生いいですよね」「どうして?」「だってインスタ見たら写真がいっぱいあって、私たちの時はそんなに写真上がってなかったですも」「ごめんなさい、それは私の責任だね。もう遅いけれどたくさん写真を撮ってインスタに上げれば良かったね。ごめんなさい。」

 お花をいただいた嬉しさは見学旅行の写真の話で消えてしまいました。失敗した・・・生徒はそこを期待していたのか、ということを痛感しました。生徒にとっては一度しかない高校の見学旅行です。もっとやってあげられることがあった・・・可哀想なことをしました。ごめんなさい。

 お子様の様子を知りたいだろうな、と考えて時間を見つけてはホームページ、インスタグラム、noteに更新をしてきました。でも、生徒の言葉を聞いてまだまだ抜けているところがあるな、と反省しています。生徒が喜んでくれる情報発信の在り方について勉強しなければなりません。

 上述の反省は反省として、29日(木)から30日(金)の24時間でホームページ閲覧数4,000アクセスをいただきました。今までで一番多いアクセス数で驚いております。情報発信をして、それを受け止めてくれる方がいるというのは、本校の教職員にとって何よりの喜びであり、自信や誇りにつながっていきます。毎日御覧になってくれている方、何かの拍子に辿り着いた方、ありがとうございます。今後も生徒の様子、学校の活動を積極的に発信してまいります。よろしくお願いいたします。

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願いを叶えてくれました

 この企画を知ったのは見学旅行から帰ってきてからです。わずか数日前のことです。学校を預かる者としてそんなことでいいのかと叱責されそうですが、私は仮に叱られたとしても、先生方がやってみたいと思うことを、先生方で話し合い盛り上がって挑戦してくれたことに感謝します。いきなり型の提案と実施が逆に嬉しくてありがたくて涙が出てきます。

 本校は体験しながら多くのことを学んでいく学校であり、毎日どこかの教室、実習室で作品や食品がつくられています。パンの焼ける香りや溶接の匂い、甘いスイーツの香りに料理の匂いが漂う幸せな学校です。私は毎日幸せな環境で幸せいっぱいで働いています。どこを探してもこうした学校はないと自負しています。

 本校に着任してすぐに、成果物を展示したり販売する機会を設けたら、と話をしました。商業施設をお借りして市民向けに年一回のフェアを実施していたようですが、私はそれはそれとして、友達がつくった作品や食品を見たり買ったり、本校にお子様を預けてくれた保護者等が気軽に学校に足を運び、学びの成果を手にとることができたらどんなに素敵だろうか、と考えておりました。その願いを先生方がとうとう叶えてくれました。私は幸せ者です。ありがとうございます。

 地域から信頼される学校づくりのために、すべての学校が知恵を出し合い特色を打ち出し成果をあげています。私も毎日どうすべきかを考えていますが、一番は美唄尚栄高校の生徒と保護者等の満足度を如何に高めるか、この視点を大切にしています。ここがブレると地域へどんなに発信しても効果なしです。外の前に内です。

 さて、私は先生方には常に挑戦者であって欲しい、と思っています。そのメッセージを場面場面で発信もしてきました。「やる前から意味がないと決めつけないこと」「どうせやるなら楽しんでやること」「誰かの挑戦を批判するのではなく応援すること」「失敗があれば改善に向けた提案をすること」「やってみて成果が出ないのであれば思いきってやめる勇気を持つこと」「どうしたら成果が出るかを考えてみること」

 想いを形にするのは大変です。しかし、想いを想いのままで終わらせてしまうのはその人にとっても組織にとっても学校にとっても不幸です。「まずやってみよう」その言葉さえあれば、挑戦者になれます。挑戦しない人生よりも挑戦する人生であって欲しい。そこに働く意味、生きる意味があると私は信じます。そして何より先生が挑戦者なら生徒も挑戦者になります。私もここにこれを書いている以上、最後まで挑戦者であり続けます。

 さぁ、明日10月30日(金)14時 マルシェ開店です!

 是非、足を運んでください!お待ちしております。

※1日1つ更新ですが、本日初めて2つ更新しました。

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