2025年度の出来事

今日の尚栄2025

「平面から立体へ」

デザイン系列2年次生の授業『ライフデザインα』では、巾着袋の製作に取り組んでいます。巾着袋の下部はペーパークラフトでつくりました。生地選びや色合わせ、平面から立体へと仕上げる作業風景は、ファッションブランドのプロダクトデザインの工程を感じさせます。

「防災教育講座」(1年次生)

北翔大学 教育文化学部 芸術学科 千里政文(ちさと まさふみ)様を講師にお迎えして、災害時の被害を最小限に抑える「減災」および事前の防災対策についての理解を深めることを目的とした講座を受講しました。避難所を設営する体験学習では、段ボールで間仕切りする作業に取り組みました。防災への意識の向上と共同生活においてプライベート空間、配慮が必要される環境づくりの重要性に気づくことができました。講師の千里先生ありがとうございました。

キーワードは「イノベーション」

大学が高校にやって来た!

1年次生は、「産業社会と人間」という授業の中で大学を知るための出張講座を受講しました。午前の部は、北海学園大学 経営学部 教授 春日 賢(さとし)様をお招きし、「日本の会社と社会~大手コンビニと流通革命~」というテーマで講演をしていただきました。この講演ではニッチ(すき間)、イノベーション(革新、創造的破壊)、起業家精神をテーマに、大手コンビニがどのようにして成功したのかを経営学で掘り下げました。生徒から「経営に必要な要素は何ですか」の質問に、春日先生は「自分自身をマネージメントできることが経営の根本」だと応えられました。まさに今、生徒たちが考える視点でした(今後の産社ではキャリアプランについて考えます)。

午後の部は、酪農学園大学 食と健康学類 教授 阿部 茂(つとむ)様から「最近のコンビニ弁当や総菜が美味しい秘密-水の炎(過熱水蒸気)で食材を調理加工-」という講座を開催いたしました。この講演では、100℃以上の高温水蒸気[過熱水蒸気]を用いて食品の加工処理を行うことで美味しさの保持など様々な効果が実証されていることを学びました。最近では、大手コンビニ弁当にも採用されています。今回は、2種類の方法(ボイルと過熱水蒸気)で調理加工されたブロッコリを試食しました。その差は歴然で「過熱水蒸気」で調理された方が美味しかったです(理由は、うま味成分の9割以上が残るため)。

どちらの講座も、経営的・技術的な「イノベーション」がキーワードで、自分自身と向き合う姿勢「(進路を含む)人生設計」にもつながると気づきました。講師の皆様本日は貴重な講演をありがとうございました。

「温かいは尊い」

3年次生「総合的な探究の時間」防災チームは、災害時を想定した炊事でカレーライスをつくりました(具材や使える水の量[今回は3リットル]を限定)。野外は寒く、『温かい』食事も冷めてしまう環境を体験したことで、『日常生活が尊いもの』だと気付くことができました。

11月7日は、美唄市防災訓練に参加します。

食品微生物実験(培地作りの準備)

本校では、サラミ(豚肉・羊肉)やチーズ(牛乳・羊乳)といった乳酸菌を用いた食品を製造しています。食品微生物の実験で、乳酸菌を培養する「BCP加プレートカウント寒天培地」の準備をしました。次回は、寒天培地を作り、本校生産品のサラミを使って実験をします。ミクロの世界へと学びが広がります。