北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
祝 全道大会出場!!
・第41回北海道高等学校新人陸上競技大会
9月24日(水)~26日(金) 帯広市
円盤投1名
・第55回北海道高等学校新人ソフトテニス選手権大会
9月13日(土)~14日(日) 帯広市
ダブルス1ペア シングルス1名
・第59回全道高等学校書道展・研究大会
10月15日(水)~17日(金) 釧路市
4名
北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
祝 全道大会出場!!
・第41回北海道高等学校新人陸上競技大会
9月24日(水)~26日(金) 帯広市
円盤投1名
・第55回北海道高等学校新人ソフトテニス選手権大会
9月13日(土)~14日(日) 帯広市
ダブルス1ペア シングルス1名
・第59回全道高等学校書道展・研究大会
10月15日(水)~17日(金) 釧路市
4名
(写真の一部を加工しています)
山型パン、フランスパンをつくる授業の様子です。つくりたいな、と思いました。一から自分でつくったパンを食べたとき、生徒たちは何を思うのだろう。みんな笑顔で「美味しいね」って言いながら食べるのでしょうね。家でつくってみようとか、パン職人をイメージしたり・・・想像するだけで何だか楽しくなってしまいます。
家を建てるときに、お菓子づくりが大好きな妻が、ガスオーブンは絶対ね、と言うので、私は何も考えないでいいよ、とオーケーしました。後に妻は3,4年パン教室に通い、今でもパン、ケーキ、お菓子をそのオーブンで焼きます。誕生日、クリスマスは妻の焼いたケーキでお祝いをしています。
オーブンの前で焼け具合を小窓からのぞき込んでいる妻の表情は、どこか子どものようでもあり、嬉しそうな感じを受けます。フランスパンの焼け具合を私もガラス越しに眺めさせてもらいましたが、妻の気持ちがわかるような気がしました。わくわくするのです。うまく焼けているだろうか、膨らんでくれているだろうか・・・
本校に勤めるようになって、自分でつくりたいという欲求が日に日に高まっています。食べるだけではダメなんだ、自分でつくるスキルを何とか身に付けたい。正直、生徒たちがうらやましいです。
生徒には、他の人ができないことをやっている自分にプライドを持って欲しいです。本校で学んでいる自分をたくさん楽しんで欲しい。高校に入学して一般的な学習をすることは誰でも同じですが、本校の学びはそれ以外のプラス要素(付加価値)があります。ものをつくることができる、というのは私はすごいことだと思っています。買うことはできるけれどつくることはできない。世の中そうしたことが多いのが現実です。
本校は専門を学ぶ単置校(農業高校、商業高校、工業高校)ではなく、5つの系列を持つ総合学科ですから、ひとつの学校の中におもしろい学びが満載されておりドラマチックです。授業の様子を見て回っているだけでわくわくします。
それぞれの系列におもしろさはありますが、フード系列で行っている食品加工の実習やデザイン系列の調理実習、ライフデザイン実習については、着任して3ヶ月間興味を持って見学しています。自分の知らなかった世界に触れられる喜びを日々感じています。
先日、パンづくり授業の写真を見た妻が「えっ、学校でこんなおもしろいこと学んでいるんだね」と言いました。「そうなんだよ、こうしたスキルがあれば、美唄の空き店舗等を利用してパン屋さんをすることも夢ではないんだよ。もう一回高校入学できるなら、間違いなく尚栄に通うと思う」と私は答えました。
昨日も書きましたが、つくった先のことを考える学びが必要です。生徒たちがつくったパンは7月31日(木)にコアビバイ様を会場に開催する『尚栄フェア2025夏』に販売予定です。販売した先のことを考える学びが必要です。自分たちのつくったものが地域にどのように生かされ、さらに自らの人生にどのように結び付いていくのか・・・誰も答えを導いてはくれないわけですから、先にある答えを見つける旅を続けていかなければなりません。
7月9日(水)3年次生総合的な探究の時間の一コマです。
『若者が集まる場所』をテーマにした班がコアビバイ様に出向き、商店街振興組合の方々と意見交流を行いました。私も最初から最後まで参加させていただきましたが、両者にとって大変有意義な時間になり、生徒の深い学びに結びついているな、と感じました。
私が中学生や高校生だった頃にこのような学びがあれば、私の故郷は現状とは180度異なった別の姿を見せていただろう、と思います。残念でなりません。しかし、今、この学びを続けている生徒たちの10年先20年先の故郷の形は、人口の減少などの諸課題に直面しつつも発展的な変化を遂げているような気がします。
現在もそうですが、これから先は教室で黒板を見て先生の話を聞き黙々と学んでいくというスタイルは消え、地域を核にして各教科の関連を結びつけていく横断的な学びが主流になります。この日は、まさにその学びの実践でした。
かつては、インターンシップを実施しました、工場見学に伺いました、講演を聴きました、ボランティアに参加しました、地域の課題を知りました、ものをつくりました、発表会を行いました・・・行動実践することで完結でした。しかし、数年前からその実績のさらに先のことを考えた教育が求められています。私たち教員は、急ぎ足で頭の切り替えをしなければなりません。
今回の取組も一昔前の総合的な学習の時間であれば、『若者が集まる場所』について生徒同士で議論を重ね、「こんな施設ができればいいよね」、「こんなイベントをすればいいだろうな」と、素晴らしいプランが出てきても、最後は教員側で講評して完結でした。もしかしたら、町内や街全体を活性化させる貴重なプランだったかもしれないのに。
生徒が考えた案を大人が聞いてくれる。大人は今まで気付かなかったアイデアに驚く。大人はもしかしたらその案が実現できるかもしれないと真剣に考える。実現に向けて生徒と一緒に活動していく。近い将来こうした街づくりが日本全国至る所で当たり前に起こっていくと思います。今回の生徒の提案が何かの形で実現できれば素晴らしいです。
今後の社会像(教育)のキーワードは、「人口減少・少子高齢化」、「地球資源の有限性」、「持続可能な社会」、「子どもの多様性」、「子どもの貧困」、「ウェルビーイング」、「グローバルな協働」、「生成AI」、「社会の急速・非連続的な変化」、「学校の包括的な役割」だと考えます。
私が教員になった時に32年後の教育の役割が今のようになっているとは想像できませんでした。そして、現在、1年前2年前に求められていたことが古い情報となり、次から次に書き換えられています。定期的なバージョンアップではなく、日常化したしかもフルモデルチェンジ的なバージョンアップとなっています。それだけ教育の動向は加速度的に変わり続けています。私を含め教員全員が常にブラッシュアップしていかなければ、時代に取り残されてしまう、そんな緊迫した状況になっています。
今求められているのは、「地域を核とした教育活動」である。このことを肝に銘じなければなりません。
(美唄中学校裏の農道にて撮影)
7月9日(水)18時47分
ランニング最中に出会った夕暮れの空。
言葉を失う美しさ。
この日のこの時間の美唄のこの場所にいて良かった。
カメラを、写真をまたやりたいな、と思いました。美しく素敵な空を三脚に載せた一眼レフでしっかり納めたい・・・そんなことを思いながら、スマートフォンを空に向けました。
走ることが生活の最優先事項になって13年、その裏で13年間カメラから遠ざかっています。たまにランニングバックにミラーレスの一眼を入れて走ることはありますが、目的が距離やタイムになると、重たいカメラはお荷物になってしまい、結局防湿庫に眠らせたまま家を出てしまいます。
写真なら写真だけの一日を過ごす - そんな時間が私にはありました。長い期間体調を崩し(仕事は休まずいきました)、すがるような気持ちでカメラ機材を自動車に積んで出掛けました。家にいることも人に会うのも嫌で、出会う風景に心を許し一人シャッタを押していました。いったいどれだけの回数シャッタを押したかわかりません。ファインダを覗き、シャッタを押す。一回押す、その行為ごとに心の迷いをひとつずつ消し去ることができるんだ - そう信じて写真を撮っていました。
写真は大学時代から始め、教員になって3年間忙しさのあまりカメラを持たず、27歳から先に書いた理由で再開してランニングを始める41歳まで、車一台購入できるくらいのカメラとレンズでさまざまな被写体を撮影してきました。
ランニングをして、庭に出て、珈琲を飲んで、本を読み、JAZZを聴き、カメラを持って・・・1日の中でそれだけのことはどう考えてもできません。優先順位の高いことから手をつけていくと、ほとんどのことがやれないで終わってしまう。カメラの優先順位は下にある、どうしたものか・・・ここ数年考えるのはこのことばかりです。
趣味は増やすものではないのかもしれません。
どう表現したらいいのかわからない気持ち - 高校生くらいの時は誰にでもありますよ。通過儀礼だから、そうなってしまっている自分に戸惑う必要はありません。ずーっと先に今を振り返ったとき、あぁそういうことだったんだな、とわかる日がきますから。
持って行き場のない私の気持ちを慰めてくれるのはいつも音楽でした。来る日も来る日もラジカセから音楽を流していました。もう、この時の私を代弁してくれるのはこのアーティスト、この曲しかない、それくらいのめり込みました。
学校祭における芸術部の作品は部員全員の、いや、今を生きる高校生の気持ちが込められたものなんだ、と私は確信します。「そんな自分を変えたい」「良いことばかりじゃない」「痛くて泣きたい時もある」そうだよ、そうだよね、と思います。私もそうだった。
大勢でひとつの作品づくりをする書道を私は本校に来て初めて目にしました。最初は新入生向けの部活動紹介。今回が2度目。他の学校の高校生が取り組んでいるのをテレビニュースで何度か見たことがありますが、いざ自分の目の前で展開されると、心が揺さぶられ、私などすぐに目頭が熱くなります(実は涙を流して見ていました)。若いエネルギーがひとつのものに込められる、というのはただそれだけで美しく、本当に感動的で、勇気や希望がじゅわじゅわとわいてきます。
ずっと昔、この作品の元となっているアーティストが在籍した学校に、東京で行われた研修プログラムの一コマとしてたまたま訪問しました。案内をしていただいた校長先生が、「実はうちの学校から出たバンドなんですよ」と紹介してくれました。それがきっかけとなり、こんな私でも何曲か知っている次第です。
私にとっては耳に入ってくるだけの音楽でしたが、作品から改めて歌詞の一部を読ませていただくと、高校生の想いを的確に捉え、やさしさを持って聴く人の進むべき道を示しているな、と感心します。今の私にこのような立派な言葉は並べられません。その時、その年齢でしか書けない。想いはその時にしか代弁できない。そうしたものはきっとあるのだろう、と私は思います。だから、多くの人の心を捉えることができる。
この前も書きましたが、学校祭の有志ステージにおいて男子生徒が歌を唄いました。歌詞がすごく良くて(高校生の切ない恋が綴られているように私には聞こえました)、歌った生徒にアーティスト名と曲名を聞いたら、妻が大好きなアーティストでした。私はここ三十年JAZZしか聴きませんので、妻と音楽の好みは一致しませんが、妻にその話をしたら棚からその曲が入ったCDを出してきてくれました。歌詞を読むと、私が感じたままの言葉が綴られていました。素敵な歌詞でした。
好きな女性にどのように告白するかを悩み、手紙を書いては書き直し、成就した恋と打ち破られた恋、フラレて落ち込む時間、10円玉を落としながらの公衆電話、彼女と時間を決めての深夜電話・・・そうした私の揺れる想いを、音楽と歌詞が支えてくれました。
高校生だった自分と本校の生徒の生き様が重なり、何かあるとひとり目頭を熱くしています。もう戻ってこない青春を、こんな歳になってもいちいち考えてしまうのはどうしてなんだろう・・・未練があるわけでもないのに。我がことながら不思議です。
全校生徒が毎日この作品を目にしています。ふと、見上げたその目にこの言葉が映り込み、その生徒にとっての勇気になり、慰めになり、励ましになり、支えになり・・・そうなってくれれば、と私は思っています。
学校祭前に生けたお花は、校舎内各所でのお披露目ではなく、デザイン系列の展示スペースの一角に並べられることになりました。学校祭で来校する多くの方に見ていただくことを考えるとそれが一番良かったと思います。
6日(日)、7日(月)と学校は休業し、昨日お昼過ぎに華道部の女子生徒2名が校長室にお花を持ってきてくれました。生けてから日にちが経ち、残念ながらお花も少しだけ元気さを失っていましたが、デスクに置いて観賞させていただきます。ありがとうございました。
本当は花と生徒の写真を撮りたかったのですが、元気いっぱいのお花の時までお預けにしました。申し訳ないと思いつつ、生徒に作品への思いを聞いたら「大きな葉っぱで夏の暑さを表現しました」と話してくれました。右下の葉がそれです。担当の先生に誘われて2年次生になってから華道部に入部したとのこと。家ではずいぶん前からハイビスカスを育てていて、きれいな花が咲くようです。学校祭楽しかった?と聞きますと、クイズや踊りがすごく楽しかったです、と笑顔で答えてくれました。
夏真っ盛りです。我が家の薔薇は6月の2,3週目に満開となりました。一端休息に入り、白と赤のアナベル、ヤマアジサイ、アストランティア、バーベナ、エリンジウムなど、ありとあらゆる花が日替わりで満開を迎えています。
一部ですが、薔薇の様子をどうぞ。これから咲く薔薇もありますが、一番いいときの写真です。何種類あるかわかりませんが、色も形も香りもすべて異なります。人それぞれと言いますが、薔薇それぞれです。個性があって楽しいです。
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