北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
北海道美唄尚栄高等学校 全日制 総合学科
やわらかな朝陽が差し込んでいます。1週間のスタートです。午後から天気が再び雨になるとのことですが、わずかな時間でも部屋の中に陽が入るのは嬉しいものです。
静かな朝の中で私はメールをチェックし、スケジュールを確認して、ホームページに掲載する写真と文章を作成します。事前に写真を撮って文章を書いておくことが多いのですが、今日は席に座り写真を撮り書き始めています。
毎日こうした朝を過ごしていますが、一通りの作業を終えたあたりに先生方が一人、また一人出勤してきます。職員玄関に出退勤を管理するQRコード読取器があり、出勤時にかざすと電子音が「キンコン」と鳴るので、「一日が始まるぞ」と思うわけです。
さて、先週、情報発信について記載させていただきましたが、昨年度北海道教育委員会(道教委)が各学校の情報発信を効果的に集約・発信する媒体としてnoteを導入しました。情報発信プラットフォームを構築し、各学校が効果的な情報発信をするとともに、道教委がそれらの情報を集約・発信することを目的としています。
マニュアルを読んで一日がかりで何とか公式ページを登録することができました。当面は本校のホームページに掲載した記事と並行させて運用していきますが、noteから他校の教育活動等も閲覧できますので、是非御覧ください。
北海道美唄尚栄高等学校公式note https://b-shoei-hs.note.jp
(11月5日 16時05分 4階西側に見える夕暮れ)
今年度、私が校長として掲げた方針のひとつに、『教育活動の積極的な発信』があります。勤務した学校の全てで校長先生が同じような方針を打ち出していましたが、達成に向けての道のりは言葉で言うほど簡単ではない、なかなかにハードルの高いものになっているな、と私は感じていました。
そう思いながらも、学校が当然やらなければならないことですから、4月に先生方にお願いしました。6月には教頭先生を講師に『ホームページの更新方法』、総務部主催の『インスタグラム及びYouTubeへの投稿』の校内研修会を実施しました。
朝家を出て夕方帰ってくるまでの8時間、子供がどのような表情でどのように過ごしているのか、今日何を学んで何を身に付けたのか - 保護者等の方が一番知りたいところです。また、本校の教育活動を見てみたい、知りたいと思う地域の方の想いにも答えなければなりません。インターネットを介して本校にアクセスしていただいたのに、記事が一月も更新されていなければそれは失礼に当たります。このことは肝に銘じなければなりません。
おそらく私の性格が左右しているのだと思いますが、「何でも一緒にやらなければ気が済まない」人間です。一方向的に伝達することを好みません。格好をつけて書くわけではありませんが、伝達するだけのことを裏付けできる自らの実践がなければ自分自身を納得させられません。自分が納得できないことは人様も納得させられない、と考えます。これは生徒に対しても教職員に対しても同じです。
お願いするのならお願いするだけのことをしなければならない、というのが私のスタンスです - 私は下手ながらもものを書くことに抵抗がありませんので、自ら撮った一枚の写真をつけて自分ができる範囲の情報発信を行っています。そうしている間に先生方がこまめに記事を上げてくれるようになりました。更新の敷居が下がったのだと思います。これほど嬉しいことはありません。
学校ほど話題豊富なところはないな、と私は思っています。『情報発信 = 学校行事』、『情報発信 = 部活動』と狭い範囲に限定してしまうと、多くのことを見逃してしまいます。変化の連続である学校は歩けば歩くほど情報を手にすることができます。難しく、そして堅く考えずに小さな気づきを発信していけばいい。ただそれだけのことです。
「今日、こんなことがありました」を私たちが発信していく。「今日、こんなことを知りたいです」と保護者等、地域の方が閲覧する。1日200あったかどうかのアクセス数が、10月末に2000から一昨日は3000を超える訪問者を迎えるまでになりました。インスタグラムのフォロワーも増加中です。これほどありがたいことはありません。
見てくれている方がいる - これは私たちにとって最高の励みになります。今後ともよろしくお願いいたします。
超伝導物質を作る - 大学時代の研究テーマでした。ある条件が整うと電気抵抗が0になる物質で、よく耳にするリニアモーターカーの走行に応用されています。当時、室蘭工業大学では城谷研究室が目指す化合物を作ることができなかったので、高温下高圧下の実験設備がある東京大学の物性研究所に出向き、できあがった化合物の物性は筑波の高エネルギー研究所で寝ずの実験で検証しました。
室蘭港からフェリーで大洗港、大洗から鹿島臨海鉄道で水戸、水戸から常磐線で北千住で降車し、地下鉄千代田線で乃木坂まで行き(当時物性研究所は六本木にありました)、徒歩で研究所まで。それは一大旅行になりました。
超伝導物質を作るところから検証までには約2~3週間程度の時間を要するため、その間は東京と茨城に長期滞在しました。遊ぶときは遊びましたが、徹夜徹夜の連続で大変でした。
私が挑戦した化合物は超伝導物質にはならず、半導体の特性を示すものばかりでしたが、わずか一年で日本最高峰の施設で時間を過ごせたのは幸運なことでした。本当は大学に残る道もありましたが、悩んだ末に今の仕事を選びました。どちらが良かったのかはこの歳になっても未だ結論は出ていません。
11月4日(火)にメカトロ・エンジニア系列2年次生を対象にした『半導体講座』を実施しました。上述の経緯があることから、個人的にこの日を楽しみにしていました。報道等で話題になっていますので、千歳市に次世代半導体の製造拠点となるRapidus(ラピダス)が進出することはすでに御承知おきかと思います。
2027年に量産が開始される予定になっており、今後、本校の卒業生や本校で学ぶ生徒が活躍する企業になると思います。北海道、日本全体に新たな可能性をもたらすプロジェクトが動いていることにわくわくします。
50分の講演でしたが、半導体が身近なところに存在し、誰もがその恩恵を受けていることがわかりましたし、半導体の将来の姿を丁寧に説明していただき、生徒は興味を持って話を聴くことができたと思います。
本校は、地域の方々や各機関の御協力のもと充実した教育活動を展開しています。いつも並々ならぬ御理解と御支援を賜り感謝申し上げます。
「ここに(勤めている、通学している)のは、あなたがここで果たすべき役割があり、何かしらの使命があってのこと。文句を言わず置かれた場所で精一杯の努力をすることが大切です。思ったような(仕事、学び)ができなくても、今目の前に与えられた(仕事、学び)に目を背けず誠意を持って取り組めば、それがあなたの肥やしになり、そうした姿に目を留めた誰かがあなたを認めてくれる」これは私の経験に基づくものであり、今でも大切にしている私自身のスタンスでもあります。先生、そして生徒にもこの話をしました。
先日、出張先においてかつての同僚と顔を合わせる機会がありました。「毎日ホームページで先生のブログ見てますよ」時間がなくて一言二言しか話できなかったが残念、と思っていたら翌晩にわざわざ電話をくれました。
彼にはよく上述の話をしました。「この環境だからこの仕事に出会い自らのスキルを高めることができる。自分が本当にやりたいことができなくても、今はそういう時間なんだと自分に言い聞かせて、いい仕事をしなさいよ」私が彼と接したのはわずか2年間でしたが、自身としっかり向き合いながら成長していく姿を見ることができたのは本当に嬉しかった - そのような記憶があります。
私は物事の考え方を180度変える生き方を心掛けています(現在進行形です)。環境を嘆かない(その環境で最高の生き方をすればいい)、文句を言わない(そうしている間にどんどん時間は経過しプラス要素が何もない)、定年退職後に始める(数十年数年先の夢を見ず今すぐできることはする)、慌てない(くることがわかっているのだから前もって準備しておく)誰かに押しつけようなどとはまるっきり思ってもいませんが、肩に力が入らずすっきりした気持ちで生活できています。
さて、話は変わりますが、カメラを持って秋の風景を切り取る時間を過ごしています。管理職になってから6年間休んでいた写真ですので、腕は相当落ちてしまいましたが、また少しずつゆっくりのんびりカメラ旅を始めようと思っています。
(11月2日 札幌市中島公園の秋 写真の一部を加工しています)
(10月30日 8時36分)
生徒玄関で生徒を迎えた後、まずは4階へ上がり3階、2階の順番でHR教室の様子を見て回っています。着任してから今日まで静かで落ち着いた朝を迎えています。
4階の窓から西側に広がる景色を見るのが好きです。何度も転勤を繰り返してきたわけですが、校長として着任した最初の朝の緊張はそれまでのものとは違っていました。そうした中でこの景色を見たのを今でも覚えていますし、その日の想いや感覚を私は一生忘れることはないと思います。それくらい印象に残る朝でした。
高校を終えるまで私の目の前にあった風景です。この風景の中で走り回り、親に叱られ祖父母に甘えてきました。陽が暮れるまでキャッチボールをして、教科書など広げずに本ばかり読み、やがて心が荒んでわがまま放題になり、そのことから多くの人たちを傷つけ、傍らで将来に不安を抱えながら、いくつかの恋愛を繰り返し、空知を離れたいがために大学に進学しました。
長いようで短い人生の中で、私は何かを捨てて何かを掴んでこの場所に戻ってきました。私は確かに変化している。でも、この山は何も変わらないあの頃のまま・・・
僕の目の前のピンネシリ山系に雪渓が見えるようになりました。
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